アールジュネスのイベント行ったが中身が全く身に入らなかった件🎮

インスタの広告でたまたま目にしたことで、沼津で開かれたアールジュネスの絵画イベントに行ってきました。
関西に行ったら沼津はそうそう行けなくなりますからね。別件の用事ついでにアールジュネスのイベントも予約して行ってみることとしたのです。
行く直前に実は版画の売り込みもあるなんて聞き、途中から怖いもの見たさに目的が変わったような気もします。

アールジュネスというところに寄ってみて - もつの雑記帳-日常ときどき探訪記-

こういうの見てると「まさかキュウべぇばりの営業トークが来るんやろか」なんて考えながら絵画展に足を運びました。私は一体なにをやっているのでしょうか。

💸価格に目が行って内容が頭に入らず

今回訪問してみたのは「フルメタルパニック」という作品の原画展です。
実際にフルメタルパニックの原画は全体の３分の１程度。それ以外はまぁ、結構人気のイラストレーターさんの原画が飾ってある感じです。
で、営業トーク結構来るかなと思って身構えていたのですが、受付で何か神を書いてる最中に「豊岡の方に引っ越すから割とお金ないっすよ」と口走ってしまったので、結果的にあんま営業トーク来ることはなかったですね。
あと、他の来場者では少数の家族連れが同じアールジュネスの別の原画展に行ってたり、如何にもオタクっぽい風貌の人らが来てはいるのですが、基本的に営業はオタクさんのところに向かっていたと言うのが実際です。
一方、私は原画よりも先に価格が目に飛び込んでしまい、全く頭に入りませんでした。
もうね、価格を見た瞬間、思わず「川崎重工の株を買える・・・」と声に出てしまいましたからね。
居合わせたオタクさんは絵の内容の批評をしていた反面、私は価格しか目に入らないくらいに絵が目に入りませんでした・・・。
まぁ、普通に三菱重工の単元株買える値段ですよ。

🎨そりゃ高くもなるよね…労力掛かってんもん

アールジュネスの評判調べて見ると、やっぱり「高い」というコメントは見ますよね。実際、高いんですよ。２７万円とか３５万円とか、凄いのになると１２０万円ってのがありました。
まぁでも、解説聞くと確かに高くもなるはずなんですよね。２つのキャラ絵描くのに背景込みで２～６ヶ月掛かってるんですって。
しかも光の当て具合で見え方が結構変わるような技法を使ってるらしく、そら高くもなる筈なんですよ。
絵そのものに掛かる労力は勿論のこと、プラザ・ヴェルデを借り、かつソーシャルの広告費も掛かってますんで、当然、絵は高くなりますわな。
しかもクリアファイルなどで量産されてるものではなく、原画、すなわちオリジナルです。世界で１つしかないオリジナルなので、諸々考えれば高くなって当然なんですね。
その中のどれだけが作者のフィーになるかわかりませんが、掛けている労力から描いた本人の立場に立って考えると、４０万円でも安売りなくらいなのかもしれません。

💱とはいえ上位1%に金を出す気にもならず

やっぱり原画展に並ぶくらいですから、そりゃ描いた人はとても上手です。
多分、わかる人が見たら本当に素晴らしさがわかるんだろうとは思います。
ただねぇ・・・ただですねぇ、私のような素人は「これこれこうが素晴らしい！」なんて言える判断材料を持ち合わせていないわけです。
要は私のような素人って言うのは「可愛いか可愛くないか」とか「好みか好みじゃないか」と言った二極論でしか見てないわけです。物差しが無い。
で、原画展に出してる人はまぁ人気のイラストレータかと思いますが、恐らくそこに辿り着けるのは『上位１％の世界』なんですよね、多分。
変な話、ココナラとかでイラスト発注した人はわかると思いますが、絵が上手い人いっぱいいるわけじゃないですか。
ツイッターじゃ絵師アカウントはFF比でフォロワーが多いでしょ？
それでも個展開いたり、本当に売れるようになるのって、絵そのものの上手さとは別にして、マーケティングやプロモーションのセンスとか、運の要素とか色んなものを乗り越えて上位１％組に入った人が、原画展に作品が並ぶようになる。そう考えています。
まぁこんなこと言うのもなんですが、ＳＮＳではＩＴ系のアカウントよりイラストレータアカウントは希少度が高く、フォロワーはたくさんつきます。でも、実際そのフォロワーの中から依頼をくれるようになるアカウントって一握りじゃないですか。
一方、ＩＴ系の人間はＳＮＳにおける希少度って低いし、イラストレータと比較すると同じ穴の狢で固まりがちとも言えます。そもそもＩＴ系はほぼ孫正義のフォロワーが日本全体のＩＴアカウントの市場とも言えますし。
でもＩＴ系の人間って希少度高くはないけど、飯食うだけなら余裕でしょ？
だってエンジニアは市場が広いもの。
一方で、イラストレーターはというと、ＳＮＳでは人気者になれる反面、市場は狭いんですよね・・・。
やっぱＴｗｉｔｔｅｒアイコン注文に４０００円かけられる人って少ないじゃないですか。
「タダなら欲しいけど有料ならいらない」って人多いと思うのね。
まぁそういうのも見ると、きっとアールジュネスの原画展に絵を出せてる人ってのは、上位１％組でないかと仮説を立てていて、すると個人的には上位１％の為にお金を落としたい気分にはなれないなと・・・。
するとお金払うなら知り合いとか、或いはこれから頑張っていきたい人に投資した方が良いよなぁと、そんな感じになりますね。
まぁそんなこともあって、絵の内容は全く頭に入らなかったです。

千本浜海岸

結局、原画展にいた時間はホンの２０分くらいしかなかったですね。
せっかく沼津に行ったなら、千本浜海岸でゆっくり未来を憂いたいもの（ゴミだらけの海岸ですが）
今度は駅メモでイベントがあれば、また沼津に行くこともあるでしょう。