見出し画像

それでも博多に新幹線で行った理由🚄

GoToトラベルキャンペーンを喜んでいたはずなのに、そのGoToトラベルによって痛い目に遭わされることになった、今回の博多旅行。
今回の旅行は今までと目的が全く違う方向での旅行だったのですが、いざ旅行会社で乗車票とバウチャーを取った刹那、当初の目的を達成できなくなる事案が発生致しました。
その時点で福岡旅行をキャンセルしたかったのですが、時すでに遅しで、キャンセルできない状態になってしまったわけです。
GoToトラベルキャンペーン中に旅行代理店経由で旅行する注意点は主に2つ。
①キャンセル料はGoTo適用前の正規料金から発生する
②そもそもカウンターが一週間くらいは来店予約が一杯である
この2つがですね、大きな痛手になるわけです。特に旅行代理店は概ね20日前からキャンセル料が発生するのですが、まぁキャンセルはできたとしてもですね、新たな行き先確保っつうても旅行代理店の人目線で立てば、もともと予約入れてた人を優先して接客したいわけじゃないですか。
なんでGoTo期間中は普段以上に計画的に手配を進める必要があるわけです。
よって嫌でも決行しなければ行けなくなった福岡旅行。開始前から暗澹たる気持ちで行く破目に陥った博多行ですが、行く直前に最悪の気分で行くのを避けるようリカバリーは行ったので、気持ち良く福岡旅行を終えることができたと思います。
さて、冒頭の画像を見てわかる通り、私は博多に新幹線で行きました。普通の首都圏人が博多行に使うのは飛行機であって、新幹線ってことは無いですね。だけど私は新幹線で博多に行ったのです。じゃあなぜ新幹線で?
そのことを話すには横田空域の問題は避けられません。

🛬東京のお空はアメリカの領空です

さて、博多に行くのに新幹線を使った理由ですが、なんと言っても「東京の空は飛びたくない」っていうのがあります。実際問題、幼稚園生の時に、当時の義父が飛行機乗せてくれたことがあったんで、飛行機に乗れないわけではないと思うのですよ。当時何も知らなかったわけだし。
でも大人になってからはそうも行かなくてですね。日本の空を飛びたくない要因の一つが横田空域なんですわ。
これは石原慎太郎が都知事だった頃かな。
「日本の空を日本の飛行機が飛べないのはおかしい!」
って問題に取り上げたことがあって、横田空域に関しては日本の民間機が自由に飛べないエリアなのです。

こうして東京のお空事情を見ますとね、西に行くときは「ある問題」が発生するわけです。要は日本の中のアメリカ領を避けて通らないといけないわけですね。

🛫横田空域の問題は旅客機乗客の安全の問題

宮崎信行氏のブログの記事を引用すると、このように書いてあります。

我が国の上空では、米軍、日本自衛隊、日本民間機の順に航路が決まっています。このため、羽田空港から伊丹空港など西日本や海外に向かう場合、離陸直後から激しく高度を上げながら右旋回をします。おそらく飛行機に乗り慣れない人は恐怖心を覚える人も多いでしょうが、このような急上昇と右旋回をするのは、このラプコンを通らないため。日本は空域に関しては、まだまだ独立国といえないのではないかとかねがね考えていました。

まぁこんな飛び方をするのは恐らく世界的に見ても羽田くらいでしょう。
飛行機の世界では「離陸3分着陸8分」なんて言葉があるそうですが、離陸3分の方が危険が多いそうです。まして飛行機は両翼の中に燃料タンクがありますからね。言ってしまうと空飛ぶ爆薬です。
中学か高校時代、何かの番組で原因不明の航空機事故を取り上げた時、横田空域問題で米軍に撃ち落されたんじゃないかという説を挙げてたのがありました。まぁねぇ、1960年代とかは年1回くらいのペースで航空機事故起きてますし、ここ20年で死亡事故って言うのは殆ど起きてないとは言え、急上昇して右旋回して事故が起きてないっていうのは、ある意味熟練パイロットのお蔭としか言いようがないですね。IT化して安全性って言うのは更に上がってはいるんでしょうけども、真っすぐ西に緩やかに高度を上げられるのと、一旦急上昇して右旋回する飛び方だと、前者のが安全なのは想像に難くはないですね。

🚄新幹線は安全であり快適

こういうのもなんですが、航空機の安全性の向上って、新幹線に比べるとまだまだ信用がね、欠ける気がします。
新幹線の安全の歴史は1964年からの積み上げで、しかも死亡事故はまだ0なのです。東海道新幹線は今や山手線並みの過密ダイヤとなりましたが、大きな事故は未だ起きてないわけです。難点としてはテロに弱いことが挙げられますが、今のところ東海道新幹線火災事件が新幹線史上最悪の事故とも言えます。自動列車制御装置も進化していますし、座席もE席なんてグリーン車と殆ど変わらない快適性が確保されています(新幹線普通車輛はA~C席までが3人掛けでDとE席が2人掛けになります)。パソコンを使う人間なら暇はいくらでも時間は潰せますし、自身が鉄道好きなのもあるっちゃありますが、足は確実に伸ばせるんで、快適ですよ。
まぁねぇ、横田空域の問題さえ解決すれば飛行機で行くのも悪くはないのかもしれませんが、安全に快適に行きたいって考えると、どうしても飛行機より新幹線を優先してしまいますね。
もう少し日本人は横田基地の返還を求めて言っても良いんじゃないかと、考えるものでありますね。

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。