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残念ながらサイコパスもまた…世の中に必要である
「共感能力が低い」という点では共通しているASDとサイコパス。
ところが両者のコミュニケーション能力には雲泥の違いがあります。
ASDは基本的にコミュニケーション能力が低いのに対し、サイコパスはコミュニケーション能力が高い傾向があります。
自分自身はASDとして前職が営業職となりましたが、半年足らずの飛込み営業で7社の新規顧客開拓できたのは、ASDとしてはまぁ大した方なんじゃないかなと思ってます。
一方、営業職というのは本当にやり手な人はやり手で、そういう人はどんな会社に行っても重用されます。
で、そういう人にはですね、やっぱサイコパス多いんですよ、
そこで今回は「サイコパスも結局世の中には必要である」という話になります。
🏥ASDと共通する点も多いのだが…
一応、サイコパスと呼ばれる人間とASDには少々共通点があります。
幾つか挙げると、次の項目が該当するでしょう。
⓵自己中心的
⓶他者に共感しない
⓷自分の非を認めない
この3つのポイントはASDとサイコパスには共通して見られる動作です。
一方、サイコパスに強い特徴が次の要素です。
⓵良心の欠如
⓶結果至上主義
⓷常に刺激を求める
と言う3つのポイントはASDにはあまり強く無く、サイコパス特有の要素があると思います。
特に「良心の欠如」はサイコパスとASDを分ける決定的要素かなと思いまして、言っては何ですがASDは真面目で堅物な人間が多いと思います。
基本的ASDは嘘を付くのが大の苦手ですし、良心の呵責なんてしょっちゅう起きます。
🔆プロセス主義のASDと結果主義のサイコパス
あくまで感覚でしかないのですが、ASDにとっては結果よりプロセスが大事なのですよ。
例えば前職では小売店向けに営業やっていたのですが、営業トークで「〇〇がよう売れてます」なんて言う場面が度々発生します。
ただコレ、正直言っててシンドかったんですよね(苦笑)
私にとって「本当に売れてるのか数値化した上で検証したい」という思いがあり、客観的な数値で見える化した上で「売れてる・売れてない」の話をしたかったわけです。
まぁそのやり方は「ウチの従来のやり方と違う」ということで会長から一蹴されて(そもそもパソコンも支給されず)肩叩きを受けるに至ります。
ASDは物事の進め方(プロセス)に拘りが強いのですが、恐らくASDは品質管理的な思考と結構相性が良いと思います。
品質管理はプロセスを重視する考え方なので、結果に至るためのプロセスを重視するASDとの一致性は高いのではないでしょうか。
一方、サイコパスはほぼ結果至上主義です。
結果に至るための手段を合理的に使えますし、何がなんでも結果を出すという考え方は、プロセス重視のASDとはだいぶ見ている世界は違います。
🔩プレッシャーに強い精神的なタフネスさの強さ
やはりサイコパスの最も凄いところはプレッシャー耐性と言えるでしょう。
そもそも結果を出すためには何でもできるタイプで、基本的には超ポジティブ思考なので、プレッシャーにも耐性が高いわけです。
ASDですか?
どっちかって言うとプレッシャーに弱いですよ。
プレッシャーに弱いどころか、ちょっとした刺激がストレスになるので落ち着いた環境を好むんじゃないかなと思います。
あとサイコパスはマルチタスクが苦手と言った話を特段聞きません。
人並みかそれ以上にマルチタスクはこなせるんじゃないかと思います。
逆にASDはマルチタスク無理です。
そもそも「話を聞きながらメモを取る」ができないので、マルチタスクに対するストレスは半端では無いですね。
共感力に乏しく、良心が欠如していると言われるサイコパスですが、しかし営業職というものを経験してみると「サイコパスも世の中には必要やな」というのがわかります。
営業職のトップランカーにはサイコパスが多いと言われますが、商談では時として「良心を捨てなアカン」ことがあり、特に目先の売上が明日の生き死に関わる会社ほどサイコパス的な営業マンがいないと回らないでしょう。
組織が小さな内は「綺麗事抜きでまずは売上立てなアカン!」ということもあり、サイコパス的な営業マンを採用できるかは大事なポイントになるでしょう。
そういう意味では、サイコパスというのもやはり世の中には必要なのです。
一方で、サイコパス営業マンはキャリアアップ転職できる状況になったらアッサリ転職するでしょう。
そのため、一部のサイコパス(エース)営業マンに頼らなくても回る仕組み作りは必要です。
なので、ある程度売上がある内に、プロセスオーライ型の営業組織を作っていった方が良いのではないでしょうか。
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