精神障害にとっての「介助者」とは誰なのか?
はじめに
精神障害者手帳を持っていると、障害者割引が使えることがあります。その際「介助者」1名まで割引適用されます、と記載されてることがあるのです。この「介助者」とは精神障害者の場合誰を指すのか疑問に感じました。
介助者とは
明確な定義が見つかりませんでした。
障害を理由として困難な行動(移動・家事など)を代わりに行ってくれる・助けてくれる人というのが私の認識です。
身体・知的障害
身体障碍者
介助者はわかりやすいと思います。車いすを押す人、視覚障害なら腕を持たれる人です。
知的障害者
ガイドヘルパーの資格を持っています。金銭を管理しきちんと清算する補助を行いました。
役所の認識
実際に精神障害者における「介助者」とは誰か役所に尋ねました。明確な定義はないようで、実際に誰を指すのかは各企業によって変わりうるだろうと言われました。
反対意見もありますが、障害者割引というのは企業の義務ではなく恩恵的なものとして存在しているにすぎません。そのため、「介助者」の範囲も各企業の裁量で判断されるということです。
精神障害者が介助者を必要とする場面
少なくともうつ・不安障害の当事者として介助者がいてほしい時は以下の通りです。
・倦怠感がひどいので代わりに荷物を運んだり、家事をしてほしい。
・対人恐怖が強いので代わりに電話してほしい。
・対人恐怖が強いので一緒に買い物してほしい。
介助者への割引が適用される場面で介助者が必要な理由はこうなります。
・映画館・ユニバ:一緒に同席してくれると不安がなくなる。
精神障害の介助者の範囲はどこまで?
ザ・介助者とされるガイドヘルパーのみが介助者なのでしょうか。それとも家族・友人も介助者なのでしょうか。
先述の身体障碍者に対して、車いす押す場合では、関係性に関わらず、介助者と言えそうです。
しかし、精神障害者の介助者は友人・家族でも当てはまるでしょうか。
たとえ友人であっても、一緒にいることで安心できるのなら介助者とされるべきです。外部から見た場合、精神障害(知的障害もそうですが)を有していることはわかりにくいものです。一緒にいる介助者とされるものも、ただの友人とみなされるでしょう。しかし本人が安心できるのならだれであっても構わないはずです。
展望
いくら私が考えたところで民間側の定義がわかりません。今後は各会社に個別に問い合わせていきたいと考えています。
読者の方へ
介助者の定義について思うこと、知っていることがあればコメントいただけると嬉しいです。