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開業までの経緯②(どんな行動を起こしてきたか)

2023年の年末に思い立ち、2024年の1月から「えいやっ」と投稿してみたnoteですが、しばらくは「開業までの経緯」が続きそうです。
ざっくりと経緯を説明する機会は多いのですが、意外と細部までは覚えてなかったりするので、自分たちの備忘録も兼ねて、今回は開業に至るまでにどんな行動を起こしてきたかについて振り返ってみようと思います。
尚、栃木への移住は2022年3月、Centerオープンは2022年8月なので、そこから時は5年程前に遡ります。長くなりそう。(写真は改装前のCenter)


情報収集を始める(2017年~)

マイホームという固定観念

第一子が産まれたのが2016年で、綿密な下調べと保活の元、無事保育園に入園し、育休から復職したのが2017年。そのあたりからぼんやりと家を買うという選択肢が出てきて(今となっては固定観念だったなあと思う)、当時住んでいた練馬区桜台周辺を調べてみたら、新築は7-8000万円~、中古は4-5000万円~とのこと。予算を下げるならもっと郊外に行かなければならず、そうすると期の途中になるので保育園の転園は絶望的(当時、23区内は保育園激戦でした。今は少し改善されてるのでしょうか)。予算的にも保育園的にもこりゃ23区内の引っ越しは無理だね~!と、なんとなくお互いの地元・栃木と神奈川の事情についても調べ始める。

補足:予算的な面で言うと、当時は会社員で共働きだったので、ローンを組めばマイホームは買えたのかもしれませんが、その時点で残りの人生がほぼ確定しまう訳で、そこまで色々と無理して23区内に家が欲しいとは思えなかった。

栃木か?神奈川か?

私の地元・辻堂は元々は駅前に葬儀場くらいしかないちょっと残念な駅だったのですが、最近はお洒落スポットとして開発が進んでいて、色々無理そうというのは目に見えていたので、神奈川県内では大船周辺が移住先の候補に挙がっていましたが、結構すぐに大船案が立ち消えてしまったのは、やはり圧倒的に栃木の方が物件が安かったのと栃木の方が保育園にすぐ入園できると聞いていたからだったと思います。(※当時と今ではまた状況が変わってきているはずですが)
あとは、栃木の実家や親戚も自営業をやっていて、色々勉強させてもらえるかもという理由も後付けとしてありました。

+α(仕事)で何をやるか

そこで、栃木県内なら今まで好きでよく遊びに行ってた憧れの益子に引っ越すのはどう?でも益子に引っ越すなら仕事どうしよう…というのが具体的に起業を考え始めたきっかけだった気がします。もともと表現活動にまつわるスペースはやりたかったので、自宅+スペース運営+αをやろうということになり、じゃあ+α(仕事)として何をやるかということでかなり話し合いを重ねたと思うのですが…宿泊施設となった決定的な経緯については実はあんまり覚えていません。

おそらく、お互いの得意なことや出来ることを精査していった結果、
・2人とも英語がそこそこ出来た
・海外に関わる仕事をしていた
・バックパッカーの経験があった(田巻が)
・人をアテンドするのが結構好き
・わりと掃除好き(私が)

とかそんなところから出てきたアイデアだったのではと思います。

各所に話を聞きに行く(2018年~)

ふるさと回帰センター(有楽町)

移住ということで、有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」には何度か足を運びました。時系列が若干前後しますが、+α(仕事)として何をやるか悩んでいた頃には、”とちぎで始めるホンキの農業”というセミナーで話を聞いたりして、農業いいかもしれない!と意気込んだり。ふるさと回帰支援センターには全国の自治体の移住にまつわる情報が集約されていて、移住を考え始めるとっかかりとしてはとても刺激になりました。

よろず支援拠点(栃木県)

たまたま、宇都宮の図書館で無料の起業/経営相談をやっているという情報を見かけ、帰省のタイミングでアポなしで訪れてみました。ちょうど相談の予約が入っていなかったようで(※基本は予約制)、コーディネーターと呼ばれる先生が親身になって色々と話を聞いてくれました。栃木県内の状況や、私たちの非常にぼんやりとしたビジネスプラン、いや、プランとも言えないアイデアレベルの内容についても背中を押してくれ、あれこれ提案をしてくださいました。この頃から、宿泊施設もアイデアのひとつとしてあったと記憶しています。

子育てもしながら移住や起業について右往左往している私たちにとって、この先生の存在はとても大きかったです。この後、開業まで何度かくじけそうになった時にも、応援してくれる存在があったからこそ進むことが出来たと思っています(美談ではなく本当に)。応援してくれる第三者の存在、めちゃくちゃ大事。

よろず支援拠点は、国が全国に設置した無料の経営相談窓口で、本当に無料でいいのかなと思うくらい我々は何かにつけてお世話になっていますが、2023年に実例発表としても登壇したので、無料とは言えどそういった形でのギブアンドテイク的なところはあるかもということを念頭に置いて利用されるのが良いかもしれません。ん、なんか移住・起業応援noteのようになってきた。ここ本懐ではないんですが。

どうやら自分は色々と長く書き過ぎてしまう傾向があるようです。ここまで書いてきて、また収集がつかなくなってきましたので、予告通り、開業の経緯は③へと続きます。

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