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奥さんがフルタイムで働き始めた Vol.2

心も頭も体も準備が整わないまま、奥さんがフルタイムで働き始めた。


3日目

朝は可愛いいびきでぐっすり寝ていたので、少し仕事の緊張感も落ち着いてきたかな。

寝顔を見ているのはやっぱりスキで、ゆっくり寝ているのを見ると安心します。

私たちはベッドの中でも、お互いが起きているのがわかれば、すぐ手をつなぎます。寝むりに落ちてからは勝手に離れているので、寝落ちするまで安心をもたらしてくれ、ベッドから起きる前ならとても愛しさを感じる時です。

奥さんの緊張が少しずつ溶けていくのとは反対に、私のほうがが自宅にナビでたどりつけない夢ではね起きてしまった。夢の中で、古い携帯から今の携帯まで、どの携帯もGPSが機能しなくてダメだった。

夢を見る時は手をつないでないとな、家に帰れなくなってしまう。

奥さんを職場まで送って行って、大雨警報の中のハイタッチならぬタッチをして見送った。(また玄関出る時の『行ってらっしゃい』キスを忘れてしまった) さすがに車から降りる前にするのは恥ずかしい。

この日はお盆で1週間ほどうちに戻ってきていた長女をアパートに送っていって、冷蔵庫空っぽだとの事で買い物に付き合ったりしたので、家事らしい家事は何もできず終わってしまった。

3日目夜

今日はとても平和な一日だったようで、『落ち着いて働けたぁぁぁ!』とストレスレスな顔で帰ってきました。

ただ職場で談笑している時に、びっくりしたことがあったようで、今思い出しても、『ないわぁー』って顔で、

『突然さぁ、大学で何学んでるんだっけ?』と質問されたんだよ。

私も、『うん?!』とひと呼吸置いてから、『うっ、うそぉおー!』って。

奥さんも、(今の私に言ったよねぇ)と思いまわりを見ながら、とことん久しぶりに、

『ええぇぇええぇぇえええっ~????』となってしまったそうで、その場にいたみんなの空気が凍りついたような、『えっ、ウソでしょ』って反応だったよう。


『何言ってるんですか!!!! ち、違いますよ!!!』って返したようだが、

(大学生のわけないでしょ、そこにいる大学生の子と同じわけがないでしょ!) と心の中で叫んでいたそう。

(まだ4人の子どもたちの母とは言っていないからかなぁ?)と思ったようだが、それにしても大学生とは。

確かに、奥さんは評判の美人で、可愛いので、最近はどんな可愛いおばあちゃんになるのかよく想像してただけに、大学生は最若記録だ。

この日は宿題が出たそうで、奥さんは本当にマジメだと思うのだが、一生懸命ハンドタオルを使って練習に励んでいました。

おっとりしているように見られるが、仕事がキチンとできない人と思われるのは嫌いなんだよねぇ。

次の日の休日

たまには、奥さんが起きる前に、コーヒー入れてあげよ、と『カラカラ、サラサラ』と豆をミルにそそいだが、淹れるところは結局、奥さんが起きて来て淹れてもらっちゃっいました。

できる! だけでは語れないできる奥さん。さすがだ。

以前書いたコーヒーのお話↓


4日目

朝はゆっくり寝れていたよう。いびきもしていなかったので、目覚ましに起こされるまでは、起きちゃうこともなさそうでよかった。

今日から長女もいないので、心に覚悟を入れて奥さんを送っていった。帰り際、あれもこれもやらなきゃ、夕方の予定はと頭を使ってみる。う~ん何とか計画が頭の中に浮かびはじめた。

今日のメイン、ディープクリーニングは、【流しのケルヒャー】と決めてみた。キッチンの流しが少し前から「コポコポッ、、コポポッと半年に1回の掃除を強請ってきていたので。

帰宅してから、洗濯(これはできる)を室内干しして、アイリスオーヤマをセット。アイリスオーヤマの「室内干しに風を当てるための扇風機」はこんな雨ばかり続く日の室内干しには最強だ。一番は室内干しくささが無くなるのと、その日に何とか乾くので、ローテーションが崩れない。

そのあとダスキンして掃除機をかける。もう14年も使っている、ミーレのペット用。重いけどまだまだ現役で、ヘッドも2回ぐらい買い替えている。家族からはもっと軽いダイソンのスティック待望論がいつもくすぶっているが、『まだ動くしなぁ』と決めきれないまま1年はたっている気がする。

そのまま夏休みの頭に片付けた、次女の部屋も、(甘いなぁ)と思いつつ掃除機をかけてしまう。

そこで目について、そう言えば次女に言われていたのが、ランプの掃除だ。奥さんも私も意見が一致して購入した天井の照明はとても気に入っているのだが、実はメンテ(掃除)が面倒な代物だった。

買う時に気付けよとの話だが、たいてい盛り上がっている時は、そういうことは考えない。

お花が開いたような形なので、全部で60枚の花びらを模したフェルトが全部埃をかぶっていたのだ。

せっかく掃除機を次女の部屋まで持って来ているので、ついでにこの埃を退治してあげようと思いたち、スイッチを入れた。

が、天井高260cmについている照明だけに、3段ラダーを使ってやっと届く高さの上に、60枚の花びらの埃取りが、しんどすぎる。

諦めて60枚の花びらをすべて一旦取って、床で一枚一枚掃除機をかけました。プラスでちょうどエアコンの風がダイレクトに当たる所でホコリが湿って固まっている感じになっていて時間がかかる。

やっとこさ、60枚掃除機かけて、つけなおした時には、【流しのケルヒャー】の計画はガラガラがらっと崩れさりました。
明日は、【流しのケルヒャー】に始末を付けようと誓い、今日はの大きな家事は終了。

4日目夜

夕食の準備が突然巡ってきたが、心(モチベ)も頭(知識)も体(スキル)の準備がなく、簡単にスシローテイクアウトに走ってしまった。

予定よりだいぶ遅く帰宅になってしまったので、いつ帰るかな、ご飯間に合うかなと行ったり来たりしているいうちに、時間が過ぎてしまった。情けない。トホホ。

奥さんのほうは、順調と緊張の入り混じった4日目だったようで、8時間働いてクタクタしていた。でも宿題の成果が出て、仕事のクオリティーが高いのを徐々に周りが気づき初めてきたよう。できるだけ目立たないように注意している。

あとは、奥さんらしいなっていうのがあって、まだ4日目なのに周りの人がどんどん色々な身の上話を話してくれる事。

(まだ会ったばかりで、そこまで話していいの)って話をドンドンしてくるんだって。 奥さんって何でも優しく聞いてくれそうな抱擁感ありなので、話やすさ最上級なんだと思う。

『話してくれるのはいいんだけど、何と言ったらいいのか困るのよねぇ』やっぱり、仕事って人間関係が比重大きいし大変だ。

話やすさ最上級の奥さんの話を今度は私が聞き、私が奥さんの代わりに消化してあげました。

ダラダラ取りとめない文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

何か進展あれば、Vol.3として書き留めていきます。

Vol.1はコチラ↓



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