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まとめない、合わせない。

ずっとどこかで、「わたしという人間をまとめなきゃ」って思ってた。

半日みっちり事務仕事。
パソコンがないので(あるのだけど完全に子どもたちのDVD観賞用にのっとられていて、仕事用には使ってない)、基本的な事務はすべてタブレットかスマホでやっている。

小さな画面をずっと見つめていると徐々に目が疲れ、脳内が収縮してくるのを感じるけれど、縁側の窓を開いて山からのやさしい空気と鳥のさえずりを吸収することで、サクッともろもろの電磁波を清算できるあたり、やっぱりこの土地に来てよかったなぁと思う。

「〇〇(地名)から来た」と言うと、同市内でも「え!あんな遠いところからよく来たね〜」と言われるほどの、いわゆるド田舎に住んでいる。

中心街からは車で30分。買い物に行くにも、学校に行くにも、どこに行くにも車がなければ生活できない“不便”な土地に住んでいて、地域内はビルや商業用の建物は一切見当たらなく、あたり一面山と田んぼと畑が広がるこの地域に住みながら、一方で職業はポップダンサーというデュアルなライフスタイルがわたしは気に入っている。

地域的な相性から考えれば、同じダンスでもコンテンポラリーとかジャズダンスなどの、芸術性や
表現性が高いジャンルのほうが好まれるのだろうなと思わないこともない。ジャズダンスなどはやはりいつかはやりたいと思っていることのうちのひとつだ。
それでもやはり、わたし自身が踊っていて一番テンションがあがるのは洋楽やKポップを中心としたポップミュージックで、その“シティー”なイメージと、現在住んでいる土地の“カントリー”なイメージのギャップはおそらくかなり大きい。

ずっと憧れだった念願の古民家を購入して移住し、もれなくイメージ通りの“田舎ならでは”の仕事をしようと思っていた矢先に、なぜかはじめてしまったダンスインストラクターという仕事。

この状況に誰がいちばん驚いているって、わたし自身である。けれどあえて他の人と違うことをしようとしたわけではなく、いろいろな偶然が重なって今の状況にいるわけだけど、この環境がわたしには必要だったのだろうなと今では思う。

この生産主義な社会のなかでは、なにかひとつのことを続けて、極めて、まとめなければいけないという空気感がどこかある気がしている。そのほうが効率もいいし、生産性も高い人間になれるのだろう。
SNSアカウントも、プロフィールも、投稿も、なぜかどこか「イメージを統一させなければいけない」「わかりやすくまとめなければいけない」「わたしとは何者なのかを完結に表さなければいけない」と思っていた。
けれどもどうにもわたしという人間を一言でまとめるのはムリがあって、そうしようとすればするほど誰かに、社会に、ムリして迎合しているような気がしてならなかった。

“カントリーなわたし”も、“シティーなわたし”も、どちらもがわたしなのだ。子どものころに、歌ったり、踊ったり、絵を描いたりしていたように、ムリしてまとめなくていい。好きなことを、ただ好きだという純粋な気持ちのままに進んでいいのだ。

そのなかで唯一やるべきは、ただまっすぐにわたしを生きるということだけだから。



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