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ドライ実習トレーニングツール「バイオ・マイスター®」の開発経緯

ドライ実習トレーニングツール・バイオ・マイスター® ver 2.0
“培養室の入室編”
をご覧いただけたでしょうか?

これを見た方から、なぜ、内履きをすのこの上に置いてはいけないのか、説明が欲しい、と言われました。そこで、解説が必要だと思い、noteに書くことにしました。
まずは、バイオ・マイスター®の開発の経緯の説明を書きました。そんないらないという方は、次の解説編に飛んでくださいね。

1. “バイオ・マイスター®”とは?

生命関連の実験技術の取得のためのドライブシミュレータのようなバーチャルのオンライン学習ツールで、マニュアルや動画などのオンディマンド教材と,実際の実習との間に位置するオンライン・アクティブ学習を行うためのノベルゲームです。バーチャルで実験の操作の流れを学ぶツールであり,実際に操作する前に、安全・安価・短時間に繰り返し学ぶことが可能となります。
加えて、その作業に必要な機器、消耗品などが事前にリストアップされており、実際にオンサイトで作業をする際に、準備が簡便にできるようサイトに商品へのアクセスサイトが集めてあります。通常、広告は利用者によって不要なものと認識されることが多いですが、広告がカタログとして、重要な情報を提供しています。

2.誰が使うの?

昨今、バイオ産業への異分野からの新規参入が増えています。それととも、バイオ系人材が不足しており、教育が課題となっています。実習を行うための指導者も不足している状況です。そのような現場にお役に立てるツールではないかと思います。
対象)

  • 異分野から参入する企業や作業者の学習用

  • 大学や専門学校における大規模な学生実習のための予習用

  • 企業や派遣会社における研修用の教育ツール

  • 検査キットや機器の使い方の説明用

  • 販促・カスタマーサービスツール

3.開発経緯

COVID19パンデミックにより,バイオ分野の教育においては必須となる実習を行うことができませんでした。いわゆる座学は遠隔でも簡単にできますが,実験・実習など実際に手を動かす必要がある科目の実習はオンラインで実習を行うことはできません。実験をやっている動画を流しても、大きな学習効果は得られないでしょう。そこで、長岡技科大学・大沼准教授は、運転技術を覚えるドライブミュレーターのような,バーチャル実験ツールを考えました。その後、リアルに実習ができるようになっても、そのツールで学生さん達に予習をしてもらうと、リアル実習で必要な試薬が1/3となりました。

長岡技科大学・大沼准教授と、株式会社セルミミック・代表の古江は、以前共同研究を行っていました。

ある時、大沼先生から、「これをもっと活用できないだろうか?」と相談をされました。ツールを見せていただいたところ、これは、これからの時代にとても有用だ思いました。そこで、一緒に開発を進めることにしました。
これが、“バイオ・マイスター®” ver1.0の始まりです。

“バイオ・マイスター®” ver1.0は、機関登録をし、管理者が実習者のID登録・管理を行うシステムになっています。作業時間を管理者が把握することができ、成績としてダウンロードできます。大学などでの実習では便利にお使いいただいていますが、一般の方はアクセスできません。そこで、もっと気軽にアクセスできる“バイオ・マイスター®” ver2.0を作りました。

まだまだ開発段階のものですが、コンテンツは増やしていく予定です。皆様のお役に立てれば幸いです。

なお、やはり開発費は必要のため、投げ銭をいただけますと、助かります。
広告、カスタムコンテンツ作成のご依頼など、承っています。ご連絡お待ちしています。
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