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女性の力になりたい!育休後の女性の働きやすさを叶えるため邁進するFさんのキャリアビジョン【#わたしのセレクト】

ここは都内の小さなカフェ「CELECT(セレクト)」日々いろいろなお悩みを持ち寄った女子会が開催されている。さて、今日はどんなお悩み相談が舞い込んできたのでしょう……?

MEGUMI:MAKIさんって育休後の職場復帰は考えているの?
 
MAKI:私的には職場復帰したいんだけど、なんか会社の雰囲気を見る限り難しそうなんだよね。産休前に会話した時には「戻ってくるときは時短だよね〜」なんて言われちゃったし…。そうは言われたものの、子どもとの時間は働きながらも優先にしたいと思っていて。
 
ARISA:もしかしたらFさんもMAKIさんと同じ思いなんじゃないかな。今回は女性のキャリア形成について考えるようになったきっかけや、今後どうしたいと思っているのか聞いてみようよ。
 
以前、職場復帰のハードルの高さを感じたMAKI。Fさんが女性のキャリア形成について考えていると聞き、今後どういう働き方や未来を作っていきたいかをインタビューしてみました。

前編はこちら:“まじめに仕事と向き合っていればキャリアの道は開ける”。育休中、子どもの生活リズムに合わせて副業をこなすFさんの働き方とは【#わたしのセレクト】

■自分が子どもを持つ母親になって 感じた“仕事復帰のしにくさ”。女性の力になりたい!

MAKI:2022年3月に第一子が生まれたことを機に、女性のキャリア形成について考えるようになったそうですね。それはなぜなのか教えてください。
 
Fさん:実際、自分が子どもを持つ母親になって “仕事復帰のしにくさ”を感じたからです。育休明けの女性は時短で働く、ということだけが前に出ていて嫌煙されがちになっています。
時短だと出向先から無理と言われるので使いにくい、とかですね。企業によっては、育休明けは席がないこともあるのだとか。それで仕事を辞めざるを得なくなってしまった方もたくさんいるようです。
この状況は前からうすうす感じていましたが、実際自分がなってみるとダメージが大きいですね。日本社会においては女性の働き方について、まだまだ考えられていないんだなと思います。
だからこそ、私が「子育てをしながらここまで働ける!」というところを見せていきたい。それでゆくゆくは女性が活躍できる部署を作ったり、困っているママさんを助ける取り組みをしたいなと思っています。最終的には起業できたらいいなとも考えています。
 
MAKI:わかります!会社によっても差があると思いますが、女性にとって仕事復帰は簡単ではないですよね。
 
Fさん:女性の仕事復帰のしにくさには企業の労務が根本に関わっていると思うので、まずはその面からアプローチしたいです。そのために、社労士を目指そうと思いました。ただ、私の場合は高卒で社労士の受験資格がそもそもないので、まずは行政書士の資格を取得するところからですね。行政書士の資格が取得できたら、社労士を目指そうと思います。
そして、すでに女性の働き方改善に積極的に取り組んでいる企業で学び、その知識を活かして中小企業の支援をしたいと思っています。女性の働き方改革に前向きだけど、どうしていいか分からないという企業もたくさんあるので、そんな企業でフェードづくりから一緒に取り組めたらいいですね。
 
MAKI:そこまで具体的に考えているなんてスゴイ! 社労士になって環境を整えるまでの道のりは簡単なものではないと思いますが、Fさんならできそうです。その道を進むために、いつごろから準備しますか?
 
Fさん:行政書士の試験は今年度受けようと思っています。3月の仕事復帰のときには試験結果がわかっているので、受かっていれば育休明けからどんどん新しいことを始めようと。
ただ、自分で起業したり、フリーランスとして働いたりするのはまだ考えていません。独立するといろいろと手当が受けられなくなってしまうので、二人目を生むまでは副業をしながら正社員で働くつもりです。

■子どもをメインにして働ける環境をつくりたい。子どもの生活スタイルに合わせた働き方に自身の希望を持つFさん。彼女なりのキャリアプランとは

MAKI:今後、どのような働き方をしたいですか?
 
Fさん:個人的には、子どもをメインにして働ける環境をつくりたいです。子どもの生活スタイルにあわせて動ける働き方ができたら一番いいですね。
あとは、子どもを連れて自然豊かな場所へ行き、そこでリモートワークするのもいいかなぁなんて。とりあえず今は子育てを楽しもうと思っています。
 
MAKI:子どもメインで仕事もできるといいですよね。私も2歳の子どもがいるので、その気持ちがすごくわかります。では、Fさんの短期と長期の目標を教えてください。
 
Fさん:短期、2〜3年のうちの目標は行政書士・社労士の資格を取ることです。その2つの資格を取得してから、企業の支援をしたいと思っています。長期の目標だと女性の活躍を促進できるサービスを作って、実際に困っている方を助けられるようにしたい、ということですかね。
社労士の資格を直接的に女性の活躍支援につなげることは、今すぐには難しいと思っているので、まずは女性の働き方改善に積極的に取り組んでいる企業で学びながら情報収集をして、キャリアを具体的に詰めていけたらと考えています。
 
MAKI:起業も視野に入れているとのことで、どんな会社を作りたいと思っているのか最後に伺わせてください。
 
Fさん:男性はもちろんのこと女性も存分に働き活躍できる環境を作りたいと思っていますが、今の夢は保育園併設の会社を作りたいということです。併設の保育園で子どもが遊んでいる間に、パパやママが仕事をする感じですね。社内イベントも企画しながら、子どもと一緒に楽しめたらと思っています。
また、自社の採用をしているなかで、保育士さんがエンジニアになりたいと転職を希望するケースを何度か見てきました。保育士さんが希望すれば業務終了後にエンジニアや他の企業へ就職するための勉強ができるようにもしたいです。
このほかにも女性の活躍支援はたくさんあると思うので、いろいろな企業から学んで取り入れたいと思います。
 
ARISA: Fさんの話を聞いて、産後のママたちの社会復帰がまだまだ難しい状況なのに驚いちゃった。社会的には少しずつ変わっていっているんだろうけど、仕事がしたいのに復帰がしづらいのは大変だね。
 
MEGUMI:本当そうだよね。Fさんが思い描いているような会社があったら、安心して結婚・出産できるし、女性もキャリア形成を諦めなくて済むはず。
 
MAKI:Fさんが起業した時にはその会社で働きながら、一緒に女性の活躍支援をしていきたいなとも思ったよ。そして共に子育てを楽しめたらいいな。


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