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ライターから果樹系農業へジョブチェンジをした結果①

先月、「ライターから農業に転職、大変じゃなかった?」との質問を初めて受けました。個人差はあります。

35歳の私は同い年の人たちより体力は無いほうだと思っていて、歩きすぎると膝を痛め、疲れすぎては腎臓に負担をかけるといったマイナス面を抱えています。
それでも、人生で1度は農業の仕事をやってみたい憧れはありました。


以下は昨年からの、農業体験記です。


1.体を動かしまくるだけが農業じゃなかった

【初心者でもだいじょうぶ!】

昨年の7月と8月にオクラを袋詰めする短期の仕事をやってみました。(柑橘の仕事は記事の後半からです)

広い机の上の中央には、ドサッ!と積まれたオクラ。サイズは全部ごちゃ混ぜで、同じ・または似たサイズをさささっと俊敏に選ぶのは、最初は誰でも不可能だと農家さんが仰っていました。慣れたら頭で考えなくとも先に目が反応するので、心配はなかったです^^

袋に入れる本数は、サイズによって異なります。
小は9本か10本にして入れる。中は8本、大は7本。
薄いゴム手袋をはめて透明の袋にサッと詰め、テープでがしゃん!と留めたら、コンテナに並べていきます(※手袋をしなきゃ、素手だとオクラの産毛が刺さって痛いです)


農業イコール体力勝負と思いきや、イメージとは随分かけ離れていて安心しました。次のオクラが運び込まれるまでの間はずっと立ちっぱなしで、主に手と上半身を動かすのみ。
反射神経と、何時までにどれぐらいの袋数を用意できるかスピードを重視する仕事でした。


尚、短期の袋詰めは収穫期が後半に入ると、契約終了になる場合があります。気になる人は問い合わせをするときに「どれくらいの期間、お仕事ありますか?」と尋ねておけば、日々の計画を立てやすいですよ♪

募集ページの応募条件に「3時間~」と書いてある農家さん家では、まじめに3時間しか働けなかったりすることも起き得ると思ってください。


2.肉体労働もあるけど、そんなに動かない???

秋が到来すると、親戚から連絡が入りました。ゆこうと柚子を収穫するお手伝いの依頼です(仕事として、お金は支払われました)
親戚のおじさん・おばさん、ふたりとも年齢が80過ぎ。高齢です。ゆえに畑へ行くと手入れが不十分な状態で、草はボーボーに生えていました。木になりかけの植物もあったですねー。

軍手を装備し、鎌で雑草を刈りながらの収穫作業です。

私の性格上、雑草であっても「あぁごめんね、悪気はないんだけどごめんね、ほんとごめん」って思っちゃうんですよね……。汗





1日の収穫量にノルマはなく、労働時間は1日3時間から4時間……、長くて5時間か6時間だったような。

腐りとハサミによる傷はダメとして、工場へ運んだあとは全部果汁にするため、見た目が悪かろうと収穫する「みなどり」というやつでしたから、柑橘の収穫作業が初心者の私としては非常にラクな仕事でした。

実を収穫するときは剪定バサミ、脚立を使います。ゆこうの樹も棘はありますが、柚子のほうがハードでした。採血に使う太い注射針とイイ勝負です。

柚子のときは!
革手袋をはめて防御をすれば安心!
安くて2000円ちょい……お値段します。ので!ケチった私は(笑)、軍手の上に少し厚めのしっかりした布&ゴム手袋を1枚重ねました。浅く刺さる程度なら平気です。脚立に上っても手が届かない場所は、高枝切りバサミを使いました。

1番体力を使ったのはコレですね。
肩や手に提げて持ち運びできる紐付きのカゴに収穫した実を入れて、コンテナがある所まで運ぶ作業。これがまぁ重たいのですよ……^^;
車の荷台へ乗せるときは、ふたりがかりでします。
それと、背が高すぎる樹にとりかかるときは高枝バサミに頼りましたので、肩を凝らしました。


…………。思ったより動かなかったな……。


さて、次回はみかんとネーブルの話です。


◆◆◆ 今回のみんフォト ◆◆◆

みんフォトで出雲千代さんの画像が目に入った瞬間、以前twitter上で「コロナの影響を受け、今の仕事をやめて農業に転職しようか考える人も出てきた」とのツイートを見つけたことを思い出し、パソコンと睨めっこしているライターが畑違いの農業に転職したらどうなったかを記事にするのだから、ビジネス系の色を持たせようと思い、使用致しました。仕事の大きな方向転換、飛び出すイメージに合うかなと。

出雲さんの画像は、ビジネス以外に使える物もあります。

ポッドキャストの画像は有線で人を描いていて、発想が凄いなぁ~って尊敬しました。

次回も使わせていただきます…!

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