私の人生を変えた「心の病」その4
前回 その3 からの続き・・・
あさはか 過ぎた自分。
その後,直ぐに訪れた正月。
両親と3人暮らしの家の中は、何とも言えない空気だった。
普段から言葉数少ない父親は、何とか私を元気づけようと言葉を
かけてくれた。
母親は、平静を装ってはいるが心穏やかでない雰囲気だった。 それでも、いつもの正月同様母親がおせち料理をつくり父親は 母親の実家から届く新巻鮭を切り分けていた。 大晦日の夜、今でも覚えているが父親が早々に寝てしまい 母親と酒を飲んでいた。 私は、普段のまないバーボンを飲んでいた。
年明けが近づいた午前0時少し前、急にムカムカしてきて結局 除夜の鐘をトイレで聞くことになってしまった。
最悪な年末年始
景気づけにバーボンでも飲むか と昼間自分で買ってきた酒だ。
普段飲まない酒が効いたのか気持ちが病んでいたのか、何時もは酔わない
酒の量でダウンしてしまった。
それから約2か月後の2月末、学生時代にアルバイトをしていた旅行会社の 自分を一番可愛がってくれた社員の人に電話をしてみた。 事情を説明すると、人手が足りないから来ないかと誘ってくれた。
迷うことなく入社を決めた
仕事は、楽しかった。 アルバイト時代にやっていた仕事の大元を作る仕事。 自分が一番多く通った 野沢温泉 の担当となる。 宿の客室仕入れ業務を始め、やることは多義にわたった。 気心が知れた社員の人達ばかりだったので仕事はしやすかった。 だが結果的に 3年で退職 することに。
理由は、この会社で 大人の遊び を覚えてしまったのだ。
会社は、高田馬場にあり自宅は新宿から小田急線に乗り 多摩川を超えて数駅の所。 元々夜の遅い仕事ではあったが、徐々に帰れない日が増えて行く。 始めのうちは、会社に泊まったり近くの安いサウナに泊まった。 そのうち仕事を終えた後、酒を飲み歩くようになり 給料のほとんどを使うようになる。
生活は、見る見るうちに荒れていった
~その5へ続く~
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回 ~その5~ でお会い出来れば喜しい限りです。
#あさはか #再就職 #バーボン #酒 #大人の遊び #荒れた生活
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