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メニュー表作成時に知っておきたいこと


はじめに

カフェのメニュー表というと、デザインの関わってくるところなのでカッコよくオシャレに作りたいですよね。

もちろんそれはそれでこだわりたいところではあるのですが、『カッコよくオシャレなメニュー表』=『売れるメニュー表』ではありませんので、まずは切り離して考えることを頭に入れておいて下さい。

メニュー表は売上げを作るためのツールとして

例えば初めて入ったお店を想像してみて下さい。

そのお店のメニュー表は、とてもセンスが良くオシャレなのですが、写真が一切なく聞いたことない名前の商品が並んでいたらどう思うでしょうか。

おそらく何を頼んでよいのか分かりませんし、とりあえず価格も手頃で何となく中身が分かりそうなものを注文してしまうのではないでしょうか。

これはある意味機会損失であり、お客様にとっても喜ばれるものではありません。

それはどういうことかというと、メニュー表というのはそもそも売上げを作るためのツールであり、オシャレさを表現するためのツールではありません。

ですのでオススメ商品をご注文頂けるような設計になっていなければなりませんし、もう一品追加注文して頂けるような仕掛けを施し単価を上げていかなければならないのです。

ですのでそれができていないメニュー表というのは、いわば機会損失しているのと同じだと言えてしまうのです。

考えられたメニュー表はお客様のためにもなる

お客様が何を注文されるかは、メニュー表の構成次第で大きく変わってきます。

ですので構成には徹底してこだわりたいところですし、そのようなこだわりがメニュー表上に見えてくると、お客様から見ても注文がしやすく喜ばれるメニューになっているといえるでしょう。

案外お客様は、自分の意思よりオススメされたメニューを望んでいたりするので、そこは自信を持って売りたい商品をオススメしていくスタンスで問題ありません。

ある意味メニュー表とはお客様に対してのプレゼンテーションですので、こちらはオススメをご案内するだけ。あとはお客様に選んで頂けば良いのです。

オシャレさはその次

そのうえでカフェである以上、感度の高いお客様が多くいらっしゃるので、オシャレさを求めることはもちろん必要です。

どれだけ構成をしっかり考えたメニュー表ができても、センスがないものであればお客様のテンションも下がってしまいます。

そんなガッカリした思いをお客様にさせないためにも、デザインにも注力はすべきです。

おわりに

メニュー表とは『売上げを作るためのツール』であり、決して『デザインツール』ではありません。

そのうえで『売れるメニュー表』を目指さなければなりませんし、その中のひとつとしてオシャレなデザインも要素として必要なんだと思います。

はじめてメニュー表を作る時などは、ついついデザイン優先で考えてしまいがちですが、『売上げを作るためのツール』という認識は忘れないようにしたいですね。


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