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新ユニフォームを観察しよう!【中日篇】②

 今季より、ロサンゼルス・ドジャース風のデザインに新調した中日の新ユニフォームのレプリカを買ったので、今回は観察企画の第2弾としてデザインではなく実際に手に取ってみてしか分からなかったことを書いていくこととしよう。

かなり軽い生地

 これは予想していたことではあるが、このユニフォームはかなり軽い。遠目からはわからないが、近くで見るとかなり細かいメッシュ生地である。

開封前のユニフォーム

 上記の画像を見ていただくとお分かりいただけるだろうが、メッシュだけでなくユニフォームの生地自体も非常に薄く、こうして折りたたむと背番号の縁どり刺繍が透けて見えるのだ。これはテレビやナゴヤドームで観戦していても、分からないことなのではないか。実際に買ってみて、実際に手に取ってみないと分からないことである。それでは、レプリカユニフォームの醍醐味へと移ろう。

これぞミズノ!綺麗な縁どり刺繍

 レプリカユニフォームを買い求める人の楽しみといえば、それぞれ違うはずだ。メガホンや応援バットのように、応援グッズの1つとして球場に持ち込む人、贔屓の選手をコレクションする人、そしてNPBでは少ないものの、ファッションとして着こなす人など多岐にわたる。

 そんな中で、僕の楽しみ方はデザインをボーッと眺めるというオタクのようなものである。中日のユニフォームを手がけているミズノはありがたいことに、NPBワッペンが首元に入っていない以外はほとんど選手モデルと変わらない上等なレプリカユニフォームを作ってくれるのだ。

キメの細かいミズノらしい縁どり刺繍

 ここまで書くと「変態だ」と言われかねないが、やはりミズノの縁どり刺繍は素晴らしい。糸と糸の感覚が非常に狭く、重厚感の溢れる感じがたまらない。近年は昇華プリントの記述が発達したことによって、こうした技術が淘汰され始めているという現状はかなり勿体無い。そういった中で、今回の中日は胸マーク、背番号、そして両腕章全てが昔ながらの製法にこだわった「純刺繍」のユニフォームを採用したのだ。ナインが野球をやっているところを見ると、「果たしてこの人たちはプロなのかな」と思ってしまうことも多々あるが、ユニフォームだけに主眼を置くと「プロの誇り」が随所に見られるものである。

最後に

 久しぶりにいい買い物をした。0が4つ、かなり財布は被害を受けたものの、その分心が豊かになった。

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