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サイクル

今年になり改めて部屋を見渡してみると使わないもの、着ないもの、開封すらせず置物になっているものが多々あることに気づいてしまった。年月とともに価値があがるものもあれば全くそうでなくなるものもある。世の中は上手く回っている。使わないものや自身にとっていらないものは誰か欲しい人に受け継ぐかリサイクルしたほうが服も物も嬉しいだろうしそこに価値がついてくるものだ。

思い立ったらすぐ行動してしまう私は早速売れそうな物はフリマアプリに出品しては上手く捌けている。元々手放そうとしていたものを等価交換できるのはお互いにとってWin-Winではないか。よく発送の準備が面倒くさいとか時間がないという人もいるが、その点では私は環境に恵まれているのかもしれない。どちらかというといらないものはすぐ捌きたいので即発送してしまうのだ。

ここで大事なのは欲を出しすぎないこと。元々手放すものなのだが、買った時の記憶を鮮明に持ち出しては当時のままの価格帯を考えて惜しむ人もいる。惜しむならとっておくべきである。私の場合発送料もこちら持ちの金額で提示し売れなければ価格を下げそれでも残っていればリサイクルや知り合いにほしい方がいれば譲るようにしている。

その商品には価値がある。価値とは変動するものであり、時には測りきれないものにもなりうる。思い出の品などがそうだろう。商品だけではない。年齢を重ねるにつれ若々しさはなくなるが変わりに経験や生き方が顔に出てくる。全てが有限なのだ。思い出は残るときれいな言葉ではあるが、もしなにかのきっかけでこの世を去ることになったら大切なものは持っていくことはできないのだ。それどころか残したものの整理を家族に任せてしまうことになる。

そんなことを考えるにはまだ若いと言われるかもしれないが、誰かに労力をかけてしまうのなら必要なものは最小限でよい。思い出の品もほんの僅かで良いのではないかと思うのだ。それはきっと記憶に残っているから。たまに思い出すきっかけだけ少しあればいい。

また、断捨離やお掃除は部屋の風通りをよくするし不要なものがなくなるため気持ちの面でも心にゆとりができる。今年は自分のことを考え生きるという目標を立てたからこそ、今一度必要なものを見直しては不要なものを躊躇なく手放している。それはきっと人間関係でもそうだろう。年越しとともに上手く切り替えて去る人には執着しないと決めた。自分でも知らないくらい周りは見ていてくれたし素敵な言葉をいただけたから立ち直れた。ちなみにダイエットも初めて早くも2キロ痩せたのでこれも継続していきたい。

今日は一粒万倍日。なにかを始めるには最も最適な1日。掃除や断捨離で手放したスペース分しか素敵なことが万倍で返ってくるかもしれない。

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