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テレワーク普及下でのコミュニケーションの在り方

新型コロナウイルスの影響で新しい社会変革が求め
られる中で、外ではソーシャルディスタンスを維持し
中ではテレワークを使った働き方に誰もが戸惑い
つつも、否応なく受け入れなければならず、
そのストレスを多くの人は緊急事態の時限的な措置
との解釈に落とし込んでいるようにみえます。

ワクチンが開発され、新型コロナウイルスが危機で
なくなった時、ソーシャルディスタンスから解放され
テレワーク・テレコミュニケーションからメディアを
介さないコミュニケーションが再度中心になります。

特にテレワークでの不便さは、これまで対面を基本に
していた人には致命的で「会って話す」が基本との
感覚は根強い。

そして多くが、対面コミュニケーションが出来ない
ための補完機能としてテレコミュニケーションを考え
がちです。

しかしながら今の状態を「私たちの身体の拡張機能」
として捉えれば、積極的なコミュニケーションとして
受け入れ、行動が創造的になるのではないかと考え
ます。

これはメディア学の大家マーシャル・マクルーハンの
「メディア論」からの発想です。

マクルーハンはメディアに関する2つの大きな定義
づけをしています。

「すべてのメディアが人間の感覚の拡張である」
「メディアはメッセージである」
は代表的な主張です。

「いかなるメディア(つまり、技術)の場合でも、
その『メッセージ』は、それが人間の世界に導入する
スケール、ペース、パターンの変化に他ならないから
である。鉄道は移動とか輸送とか車輪とか線路とかを
人間の社会に導入したのではない。それ以前の人間の
機能のスケールを加速拡大し、その結果まったく
新しい種類の都市や新しい種類の労働や余暇を生み
出したのである」

メディアの発展は私たち自身と社会の欲求によって
生まれました。

そのメディアは「私たち」である。私たちの拡張
したいという意思とその結果と考えると、現在行われ
ているテレワークのコミュニケーションはメッセージ
を相互交換するための、今現在の私たちの姿です。

今日ではリモートセミナー・オンサルを前例として
コロナ禍におけるテレコミュニケーションを、自分が
やりたいことの欲求を達成するための装置とし、
それを「拡張機能」と捉えた場合に、今後の取組は
まだまだ創造的になると思います。

やはり会ってコミュニケーションするのが一番です、
という感覚は残りつつも、その一番は全員にとっての
一番ではないかもしれません。

会ったらその雰囲気に押されてコミュニケーション
が成り立たない人にとってテレコミュニケーションが
最適な場合もあります。

同じ空間にいて威嚇されることもないし、殴られる
こともない。

だから安心ができる。そこに安心できる社会が広がっ
ていることを示せます。

誰でもマクルーハンが言う「メディアはメッセージで
ある」を享受するため、情報弱者を少なくする。

それはテレコミュニケーションの認識ひとつで変わる
はずです。

メディアを無自覚に受け入れると「壁のない牢獄」に
なるから、やはりメディア利用は自覚的に創造的に
行っていきたいものです。


#コミュニケーション #メディア #テレワーク
#相互交換 #情報弱者 #ソーシャルディスタンス


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