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生産管理の業務改善について(その3)

・小さく初めて、大きな取り組みへ成長させる

生産管理の業務改善は、広範囲にわたって多くの影響
を及ぼします。

製造業において「生産」はいわば中枢なので、
業務改善によって一部の業務が変更されると、
全体に影響が出る可能性があるのです。

このため、生産管理の業務改善では「小さく初めて
大きく成長させる」という取り組み方が重要になり
ます。

つまり、スモールスタートで改善へ取り組み、徐々に
適用範囲を大きくするということです。

具体的にどれくらいの範囲で始めればいいかという
と、2週間で改善を完了させられる程度が目安になり
ます。

2週間という期間は長く感じますが、この期間内に
業務改善を行うとなると、改善範囲は非常に限定的に
なります。

しかし、最初はそれで構いません。大切なことは
「改善によって効果があった」という結果を、確実に
出すことです。

スモールスタートで業務改善に取り組めば、次第に
改善のための「コツ」を掴んでいき、後々にはそれを
生産管理業務全体に適用できるようになります。

ですので、生産管理の業務改善への取り組みは、
必ずスモールスタートで取り組みましょう。


・PDCAサイクルを繰り返す

最後に、最も重要なポイントは「PDCAサイクルを繰り
返す」ということです。

PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」
「Check(評価)」「Act(改善)」の要素からなる一つの
ビジネスサイクルであり、ビジネスパーソンにとって
はお決まりのフレームーワークです。

どんな業務においてもPDCAサイクルは重要なフレーム
ワークであり、業務改善においても例外ではありません。

業務改善に計画立案に始まり、施策の実行、施策の評価
を経て、さらなる改善策を打ち立てます。

その改善策に対して計画立案を行い、繰り返しPDCA
サイクルを回していくのです。こうした一連のサイクル
を繰り返していくことで、効率良く業務改善を実行して
いくことができます。

ただし、PDCAサイクルには「落とし穴」もあります。

たとえば「Plan→Do→Plan→Do」の繰り返しになって
いたり、数値として明確な目標を持っていないことで
施策を評価できない、といった落とし穴にはよくハマり
ます。

PDCAサイクルでは一度落とし穴にハマってしまうと、
そこから抜け出すために新たなサイクルを一から構築
する必要があり、手間と時間とコストがかかります。

従って、業務改善時は正しいPDCAサイクルを心がけ、
効率良く改善していくための方法を考えましょう。

業務改善は組織の至るところで取り組まれるものです。

しかし、生産管理に関しては、他部署の業務改善とは
違うということを理解しておく必要があります。

生産管理の業務改善は組織全体に影響が及ぶので、
ポイントを確実に押さえた上で改善へ取り組む。

そうすれば、効果が高く、かつ組織全体に好影響を
もたらす業務改善が実現します。


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最後までお読みいただきありがとうございました。


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