白い骨が青い海の向こうに呼びかける日

スクリーンショット_2013-09-25_20.22.53_ 今年は行けなかった瀬戸芸。妹が撮ってくれた1枚。大好きな西堀さんの「時の廊下」2013年 男木島。骨と言うのは魅力的だ。そこには様々な意味があるだろうけど、私的には残された記憶を漂わせるもの。白々とした骨の下、そこに存在するのは今もふと立ち昇る香りのような熱のような、細くかすかだが途切れることのない時間のようなもの。瀬戸のきらめきが青い地中海に結びつき、私は遠い日の異国を想う。咲き誇った文化が骨となり残された街。時を超えたさざめきが風にのり私を包みこむ。白昼夢のような余韻にしばし身を委ねた夏の午後だった。

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