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番外編 シラー・シベリカ

うちの早春の花といえばシラー・シベリカ。ローズガーデンのフェンス西側と葡萄棚の下がメインで、クレアのお隣にもちょっぴり植えてあります。2年前の秋にオランダから買った球根ですが、初開花となる翌年は、咲いた途端に雪。せっかくの青が傷んでしまって残念な結果になりました。

今年は球根も土地になじんだのか安定していて、去年よりも早くから芽を出してどんどん開花。雪も降らずに春を迎えましたから、青が華やかです。

10cmにも満たない、小さな小さな花たち。嬉しくて、あっちからもこっちからも撮ってみました。もちろん地面に這いつくばって(笑)。

去年の花の後、この可憐な花からは想像できないような、びっくりするほどまん丸で大きな種がたくさんできました。もしかしてこのまま放置しておけばいけるかも?と思い、自然に任せていたのですが、気がつけば種はすっかり消えていました。腐ったのかしら?食べられたのかしら?

ところがこの春、あちこちで細い針のような緑が顔を出しています。どうやら立派に発芽したようです。育つかな?しっかり光合成して、少しでも大きくなってほしいです。そして新しい球根が増えてくれるといいなあ。

零下からやっと脱出したロングアイランド、いよいよ春。でも、まだ花がない時期ですから、なんだかあたりは殺風景で、柔らかい日差しの下、シラー・シベリカの青が揺れている姿は、とっても嬉しいものがあります。

始まりも始まり。小さな芽が続々上がってきていまから、もう少し青が増えるだろうと思います。びっしりと地面を覆い尽くす、青い絨毯へはまだまだ届きそうにありませんが、そんな夢の日を思い描きながら、また追ってレポートしたいと思います。



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