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駆け出しコミュニティナース奮闘記@同善病院 ー「みのるーむ」がスタートー

コミュニティナースの小笠原です。その4の記事で少し記載したのですが2023年1月から同善病院のスタッフと一緒に、外来の1室にコミュニティスペースとして「住民サポートセンター」、「楽々サロン」を設営しました。
7月よりその2つが新しく「みのるーむ」という形でリニューアルしましたので、その経緯や「みのるーむ」の活動紹介をさせていただきたいと思います。

みのるーむ



気軽に話せる場、地域の方も来院できる場として住民サポートセンターと楽々サロンを設営!

患者様含め地域の方も気軽に相談できたり、話をしたりする場所、つながれる・つどえる場所が作りたい。病院を地域に開かれた場所としてコミュニティスペースがあるといい。

そんな同善スタッフとの話から外来の物置になっている部屋を整理し、気軽に話ができたり相談したりする機能として住民サポートセンターを、健康体操や楽しく集える場の機能として楽々サロンの運営を今年1月から開始しました。

住民サポートセンターは主にMSWが相談役を担い、患者様が外来スタッフ経由で来てくださいました。「家族が全員入院してしまう予定で身の周りのことをしてくれる人がいない」、「もうすぐリハビリが終了してしまうけど、終わった後どうしよう」「介護保険のサービスについて聞きたい」というような困り事の相談がメインでした。

楽々サロンは私と外来スタッフがメインで「すっきりヨガ」、「頭と体の体操」などといったクラスを患者様に声をかけ月2回程度で実施することになりました。

部屋の片づけと外来の整理をスタッフと一緒に


「頭と体の体操」を外来スタッフが実施している様子


住民サポートセンターが困り事の相談室のような暗い場所に

楽々サロンは患者様に思ったより好評で、患者様が楽しく体を動かしたり、患者様同士が友達になって帰っていったりとイメージしていた場所になりました。

一方住民サポートセンターは、メインで相談役を担っていたのがMSWなのもあり、困り事を解決の場となり、気軽に話をしにに来れる場とはかけ離れていきました。相談内容が複雑困難ケースも増え相談を担っていたMSWスタッフも疲労感を感じてしまい、運営自体がうまくいかなくなりました。4月から住民サポートセンターを中止し、楽々サロンのみ運営を続けることとしました。

改めてつながりができる楽しい場所としてのコミュニティスペースとして活用していくともう一度路線を修正、外来スタッフとチームを組みどんな場所があるといいか意見交換をしました。


「みのるーむ」として再出発

スタッフとの意見をもとに決意を新たに楽々サロンでやっていたことを基軸にリニューアル。楽しく参加できるクラスの増設や場作りを進めていきました。また、患者様にコミュニティスペースの名前を投票していただき、「みのるーむ」に名前が決定しました。

コミュニティスペースの名前を投票してもらっている様子

最初は月2回だったクラスも7月には毎週に増え、患者様が麻雀教室をしてくれることになったり、モルックをする楽しめるクラスだったりと内容も充実していきました。健康麻雀教室には患者様でない方も参加してくださいました。

みのるーむ関わるスタッフも増え、現在もどんな場所なら楽しいか、地域の方にも来ていただけるかを試行錯誤しながら運営しています。病院にこういった場所があるということ自体知られておらず、またみのるーむも外来の奥の場所に位置し入りづらいなど課題はたくさんありますが、地域の方も気軽に混ざれる楽しい場所としての運営を今後も模索しながら続けていきたいと思います。


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