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時給をあげたいフリーランスの【2024年読みたい本まとめ】

年末です。
2023年は人に恵まれ、本当に充実した1年を過ごすことができました。ありがとうございました。

総合的に大満足な1年でしたが、3人の子育てをしながら仕事をするチルちゃんにはずっと付きまとっている課題があります。

時間が足りねえ

小学校のPTAや保育園の役員会、長男の宿題チェック、発熱対応と病院、家事育児……そして仕事。現在28歳なのですが、26歳でキャリアスタートさせたためスキルや経験の不足感も否めません。

労働時間が少ない+スキルもない
=収入が少ない

はぁ!!金もねぇ!!時間もねぇ!!スキルはそれほど揃っちゃねぇ!!
オラこんな村〜いやだ〜

育児の時間を削りたくない、でもお金は欲しい……ならスキルをつけて時給を上げるしかありません。つまり、今あるお金・時間を少しずつスキルに投資して、クライアントに提供できる価値の土台を整えていくしかないってコト。

これは周知の事実ですが、育児中って稼働しにくいんですよ。なら2024年は価値の土台を作って、たくさん働けるであろう未来で巻き返してやりたい!

そんなわけで、今回は価値を高めて時給を上げたい私が 2024年に解消したい積読を紹介します。2025年まで読を積まないように応援して貰えると嬉しいです。

※本noteは運営しているライターコミュニティ「ゆるたそ」のイベント企画です。参加希望はXまでDMください。

※紹介リンクはAmazonアソシエイトです。


1.戦略ごっこ マーケティング以前の問題

1冊目、「戦略ごっこ」です。なんてキャッチーなタイトルなの!?

企業には「利益を求める」という性質があります。それはWeb媒体でも紙媒体でも変わりません。なので、ライターとしてもクライアントは誰にどんな価値を提供したいのか、どういうロジックで記事を欲しているのかは最低限知っておきたいし、上流施策も知っていたい。なんなら時給を上げたいので、将来的にはマーケにもズカズカ入ってみたい。

でも実際はマーケターでも「なぜその施策を選んだのか」を言語化できていないことが多いと感じています。なぜSEOなのか。それはチラシ配りやSNS運用、LPやメルマガじゃダメなのか。読者像はあっているのか、どんな想起を作りたいのか……

「他社がSEOをやってるからうちも」なんて、戦略ごっこに過ぎないのではないか。私は職業柄SEOを提案することもありますが、これが“戦略ごっこ”だったら企業に無駄金を使わせてしまいます。そんなの、価値を与えるどころか損失を被らせてしまうじゃないか。ひどいよ……。

そうならないためにも、ちゃんとその企業にとって角度の高い施策を提案できるようになりたいです。

早めに読みたい1冊。
戦略ごっこ-マーケティング以前の問題

2. 児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた

育児関連書です。

母親なので子育て系トピックは目に入りやすいのですが、現代は大人も子どもも、メンタルを病みやすい構造の中で生きていると思っています。

ネットの発達で比較対象も増えたし、情報量も多くて処理しきれない。大人も子どもも忙しく、外出して運動させるのも一苦労です。

現代人が病みやすいことについては「最高の体調(著:鈴木裕)」にも書かれていますが、だからこそストレスとうまく付き合って幸せに生きて欲しいですよね。

嫌なことに直面したり、悩んでしまったりすることはあるでしょうが、母親として尊重しつつサポートできる体勢を維持しておきたい。

あと、マクロな観点では「社会全体が忙しすぎて子ども達が蔑ろにされていないか」というモヤモヤも感じています。そういう疑問に寄り添ってくれそうな積読がこちら↓

3.ママがいい!母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ

標準保育時間は11時間。保育園に預けることは悪いことではありませんし、地域で育つことにはむしろメリットがあると思いますが、近年は「親が忙しすぎて子どもが休めない」という現象が増えてきた印象です。

以下私のモヤモヤ↓

  • 私は働くのが好きな母親だけど、みんながみんな働かなきゃならないのか。

  • そもそも、なぜ私も含む多くの人が「自己実現の手段」として「仕事」を選ぶのか。

  • 子どもは「大人社会のお荷物」みたいな扱いをされがちだけど、本当にそれで大丈夫なのか。

本書は3歳児神話みたいなタイトルなので正直「うっ……」とはなっているのですが、読んでみないことには分かりません。誰かを断罪したいわけではなく、社会全体で何が起こっているのか、そのメリットや課題点などを知り、社会構造の理解を深めたいです。

児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた

ママがいい! 母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ

4. 「価値」こそがすべて!: ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義

わお THE ビジネス書!

本書は「優れた戦略とは何か」について体系的に書かれている本らしいです。著者はハーバード・ビジネス・スクールの教授さんなのですが「利益よりも価値を考えよう」と提言されており、ほんとそうだよね〜〜〜と。

私は前述の通り時給を上げていきたいのですが、それは単純に高単価案件に応募するとかではなく、もっと根本的に「提供できる価値の密度を増やしていきたい」と思っています。

つまり、クライアントに「これだけのお金を払う価値がある」と思ってもらいたい。そのためにはまず価値の構造について知りたい。

目次もざっと読みましたが、もう第1部の構成から面白そうなんですよね。

第1章 よりシンプルに、より良く

第2章 チャンスの海

第3章 利益ではなく、価値を考える

「価値」こそがすべて!: ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義 第1部

顧客だけでなく、企業が社内に対して与える価値にも言及しているらしいので、これも早めに読みたいです。

「価値」こそがすべて!: ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義

5. コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた

価値に関する本、第2弾。コンセプトの作り方を解説してくれる1冊です。出版社のPR文によると、企画や提案が通らない人、アイデアの言語化が難しい人……におすすめらしい。

ていうか、そもそもコンセプトって何でしょうか。読んでいないので分かりませんが、想像するに分かりやすさ、一貫性かなと。

これは信用とも言い換えられそうです。

  • この遊園地なら楽しめる

  • このカフェなら長時間いても大丈夫

  • あの人なら納期内に読みやすい記事を出してくれる

  • 細かい仕事は、あの人に任せるといい

コンセプトがないと軸がブレブレになってしまい、行動に一貫性を持てなくなってしまいます。すると「あの人、結局何ができるの」となってしまう。

メディア運営の文脈でも「〇〇の第一想起をとる」なんて言いますが、コンセプトがあるからこそ読者が「〇〇ならこのメディア!」と思い浮かべられる。読んでないから知らんけど。

レビューも高評価が多いので、多分いい本な気がします。

コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた

6.美しさと魅力の心理学

魅力があるとか美しいとか言うけれど、その感性はどこから来るのだろう…という疑問をいつかの私は持ったらしい。

心理学なので、美しさを感じるのは〇〇効果が云々、みたいなことをひたすら書いてあるようです。ある意味人の感性を言語で固めてロジックにしているので、柔軟性には欠けそうだ…とは思うものの、人間の感覚を科学するのは面白いですよね。

美しさと魅力の心理学

7. 「変化を嫌う人」を動かす: 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由

ChatGPTが出た頃、私は「AIに興味がある人は個人最適化して活用できるだろうけど、興味のない人が多い組織でAI推進するのは難しくないか……」と思ったものでした。

AIでもDXでも、従来の方法から便利な方法へ移るはずなのに、なぜか使用率が低くて社内浸透していない……なんて課題はよく耳にします。

人って基本的にコンフォートゾーンにいたいので得体の知れないものを嫌うし、ましてや外の人間が「変われええええ」っていうのも限界がある。
他人は変えられない、期待しない、というのも処世術であります。

でも、やっぱり変わってくれたら嬉しいこともある。それは他人も自分も含めて。

本書はマーケティング寄りの本らしく「魅力的な商品が売れない原因は心理的抵抗を感じさせるから」と言及されています。ではその心理的抵抗の正体とは……き、気になる。
あのコトラーも推薦しているらしいので、期待です。

「変化を嫌う人」を動かす: 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由

8.はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?

統計学の入門書。
データは正しいようで嘘をつくとはよく言われますが、その嘘を見抜けるようになりたい。

統計はただの数字の羅列ですが、そこから何を読み取り、どう解釈するか……ってとても大事だと思います。そもそも何のデータを集めたら効果的なの?ABテストとかあるけども。分からん。

まずは入門書から始めます。

はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?

9.行動経済学が最強の学問である

価値を感じるのも、仕事を作るのも人間。

こちらはAI編集コミュニティで教えていただいた1冊なのですが、やはり価値を産むためには人間を理解していくべきだなーと思っています。

行動経済学については予測通りに不合理(著:ダン・アリエリー)行動経済学まんが ヘンテコノミクス(マガジンハウス)
を読んだのでざっくりは知っているはずですが、改めて体系化してくれたのが本書らしいので、Kindleではなく紙で買って読みたいなあと思っています。

行動経済学が最強の学問である

10.はじめから国宝、なんてないのだ。

少し毛色を変えて。
単純に好奇心が湧きました。面白そおおお

本書では、国宝をはじめとした日本美術をデジタル復元で当時の色彩に戻し、制作された時の環境で鑑賞することで見えてくるストーリーを紹介。どんな作品も、はじめから国宝なのではない。

はじめから国宝、なんてないのだ。概要より

目次も「第1章 国宝をベタベタ触ろう」「第2章 これはもうアニメでしょ」とだいぶやばい。触りたい。面白そう。

はじめから国宝、なんてないのだ。感性をひらいて日本美術を鑑賞する

さいごに

こう見ると今の私、めっちゃビジネスビジネスしてる!!

まあそれも一興でしょう。充実した1年にしたいですね。2023年、ありがとうございました!!!!

良いお年をお迎えください。

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