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チャンスを見つけて拡大する方法

初手自慢なのですが、チルちゃんはキャリアステップが早めらしいです。どのくらい早いかというと、ソーシングを卒業して直契約を取ったのはライター1ヶ月目、ディレクションを任されたのは2ヶ月目、1年たった今は(あえて換算すると)文字単価10円くらいのレベル感で仕事ができています(ありがたすぎる)。

ですが、私は文章が飛び抜けて上手いわけでも、スキルが伴っているわけでもありません。ただあるとすれば、チャンスをものにする力が強いかもしれない。そう思っています。

この力がついたきっかけは「ミーニングノート」というものに出会ってからなのですが

ざっくり概要を説明すると、
毎日のできごとに自分なりの意味をつけていくというメソッドです。

著者の山田智恵さんは32歳で初の就職活動という、かなり遅めでキャリアをスタートさせた方なのですが、当時はリーマンショク後なので今よりずっと求人は少なかったでしょうし、女性雇用もそこまで進んでいなかったと思います。

しかし、彼女はミーニングノートを開発してからたった1年で一部上場企業の部長に昇格。続いて外資系スタートアップの社外取締役にも就任するなど、なかなかエグいスピードで物事を成し遂げています。

このメソッド、シンプルですがよくできているんです。とてもオススメなので「これはキラキラ自己啓発っぽく見えるけど、本当に凄いんだぞ!」と旧Twitterでつぶやいていたところ、後のオフ会で「すごい自己啓発の人」と紹介されることになりました。誤解されるだろ。

本の内容をここで言うのはあまり良くないので、今回は「チャンスを見つけて拡大させる方法」を私なりに噛み砕いて説明してみます。

チャンスはその辺に転がっている

チャンスというと「やりたい仕事の募集が出ていた」「新しい仕事の打診があった」みたいなことをイメージする方が多いのではないでしょうか。

これらはもちろんチャンスなので、見つけたら勇気を片手に応募なりなんなりしてみるといいと思うのですが、実はチャンスはこのような出来事だけではありません。例えば悪い出来事——「風邪をひいて1日中寝込んだ」という出来事も“チャンス”だと考えることができます。

なぜか。もしかしたら、風邪をひいたからこそ「体調に気をつけよう」と思い直すかもしれないし、野菜を沢山食べて、ジムとか通っちゃうかも。そうしたら健康になるし、お友達ができたりなんかして……

まあ机上の空論ですが、少なくとも「風邪ひいた…最悪…」と考えるより、各プロセスが可能性に満ち溢れているのが分かります。

チャンスをスルーしていないか

たまに人のそばで「あー今チャンスだったのに!!もったいない!!」と思うことがあります。

チャンスを掴めない人に共通しているのは「無いものに目を向ける」という点です。例えば

  • 仕事がもっとあればいいのに

  • もっとお金があればいいのに

  • 自分には能力がないから

  • もっと違う方法があれば

人間なので誰しもが持つ感情だと思いますが、この“無いもの”を見つづけても人生に大した貢献はせず、少々時間がもったいないかもしれません。

ノウハウコレクターになりやすいのもこういうタイプ。「もっといいノウハウがあるかもしれない」と思ってしまい、既に得た知見を活用する前に次のノウハウに手を出してしまいます。

これではせっかくおにぎりを買ったのに「サンドイッチの方が美味しそうだった」と言っておにぎりを捨て、サンドイッチを買うようなもんです。これじゃあずっと空腹ですよね。

それよりかは

  • 家があってインフラが整っている(だから早く寝よう)

  • クライアントに喜ばれた(同じことを続けよう)

  • 家族が元気だ(仕事がんばろう)

  • ○○の資格を持っている(活かしてみよう)

  • ○○さんと知り合えた(役に立てることをしよう)

  • このノウハウ役に立ちそう(やってみよう)

など、“あるもの”に目を向けた方が今ある資源を上手に使えるようになります。「この状況を利用して○○しよう」みたいな感じ。言い方は悪いのですが、“あるもの”を踏み台にして登っていくイメージです。

このような考えをベースにしていくと、資源(チャンス)を使って次の策を打てるので、チャンスがどんどん拡大していきます。

事実というカードを見落とさない

なぜ“あるもの”を見ると良いのでしょうか。それは ある=事実 だからだと、個人的には思っています。

例えば「家があってインフラが整っている」というのは事実です。しかし「将来家に住めなくなるかもしれない」という考えは妄想の範疇でしかありません。

妄想起点の戦略立案をすると前提条件がブレブレになるので、センターピン(本質)を特定することができません。

「配られたカードで勝負する」という言葉がありますが、持っているカードがしょぼくても、それが資源であることに変わりはない。
例えば私は専業主婦時代「子どもの昼寝の時間」という資源があったので、30分〜1時間ほどFPの勉強をしていました。たった3級なのですが一応「我、FPぞ」と言えるので、ライターとして何件か仕事を頂けるように。

当時は働くことが遠かったけれど、今ある資源を“消えないもの(知識や経験)”に投資すれば、そのうち大きくなって返ってきます。今あるチャンスを認めず、恐怖起点の妄想で時間を浪費するの、もったいないです。

仕事は人が作るもの

初手自慢して申し訳なかったのですが、私が今いるポジションはほぼ100%人が作ってくれたもの。私はそこに乗っかっているだけです。

ライターさんで「横の繋がりがない」という話をされる方もいるのですが、少しもったいないように思います。仕事は人が作り、人が働き、人が受けるものだからです。つまり人間活動そのものとも言えます。

誰かと出会わないと恋人ができないように、誰かと話をしないと「自分がどの辺のポジションにいるのか」「皆は何に困っているのか」「ライターに何を求めるのか」などが見えてきません。仕事は人がいて初めて成立するので、人脈作りだー!!と気合い入れる必要は無いけれど、好奇心の赴くままに顔を出すことは大事なように思います。

なんなら、困っている人を見つけて「助けます」と言えば仕事になるんですよね。ライター募集に応募するだけが仕事じゃない。仕事は作れる!CANMAKE TOKYO

私の話よりミーニングノートを書こう

……みたいなことを、ミーニングノートをつかっていく中で思ったんですよね。

キラキラ自己啓発っぽいですが、イメージだけで避けるのはもったいない。ノートで簡単にできるし、参考リンク置いておくので、ぜひ書いてみてください。

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