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自立した経済力を手に入れたいなら、まずは文章を読む力と、文章を書く力を身につけることだ。

学力と聞いて、
あなたはどのようなことを思い浮かべるだろうか。

一般的にはテストの点数や学校の成績を指すことが多いけれど、僕が教育現場で感じている生徒の学力は、そうした表面的な数字だけではない。

僕がここで使っている「学力」とは、
学ぶ力や学ぼうとする意欲、知的好奇心
のように、非認知能力の意味合いが強い。

これをもう少し分かりやすく
言い換えるならば、
思考力である。

こどもの学力は家庭の教育力、
経済力に正の相関があるとされ、
多くの研究データでも示されている。

実際、僕の肌感覚でも、
たしかにそう思うのだ。

子どもが育つためには、
子ども自身が学びたいと思えるような
教育資源を用意する必要がある。

もちろん、
学校教育が多くのリソースを提供してくれる。
家庭教育や社会教育だって、
子どもの学びにはとても大切な資源である。

ただ、どのような教育資源も、
子どもが自分で活用するためには、
ベースとなる《言葉》を身につけていること
が最も重要。

学びなおしが必要な生徒たちと出会うたびに
ベースとなる《言葉》が圧倒的に少ない
と強く感じるようになった。

この子たちが、卒業して社会に出たときに、
自立した経済力を手に入れたいなら、
まずは文章を読む力と、
文章を書く力を身につけることだ。

インプット(文章を読む)
アウトプット(文章を書く)
繰り返すように、
そう説くようになったのである。

今は、教科指導を通じて、
知識を身につけるだけでなく、
読解力と文章力が身につくような授業を実践している。

生徒の「学力」を少しでも高めて、
社会に送り出すことが僕の願い、かな。

卒業生たちの経済力が高くなり、
少しでも豊かな生活、余白のある生活を
送って欲しいと心から願っています。

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