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進学EXPOと大学選びのポイント

5年ぶりの東京出張。
飛行機に乗るのも5年ぶり。

東京の公共交通機関は立体的な理解が必要、って思ってたけど、スマホで100%解決してしまった。スマホがすごい。技術者がすごい。

3月25日に東京国際フォーラムで行われた進学EXPOに、初めて参加した。
札幌の、同様の進学相談会と、規模が違う。(←当たり前だけどね、^^;)

事前予約制で、人数制限があったので、会場内は、快適な混み具合だったけど、ブースによっては大行列ができていた。

ということで、今回は、大学進学をテーマにした記事です。

進学EXPOとは

ブース形式の大学進学相談会は、いろいろな業者(広告代理店など)が主催している。後援に、教育委員会や私立中高協会、協賛に新聞社が入ることが多い。

大学の入試課の職員や、入試委員の教員、場合によっては、在籍する大学生が、相談ブースにいて、受験生や保護者、教員など、気軽に相談できるイベント。

札幌で、同様の進学相談会を実施すると、大学・短大半分、専門学校半分のイメージ。それはそれで、とても助かるんだけど。

進学EXPOは、進学情報誌『逆引き大学辞典』を発行している廣告社が主催。

今回僕が参加した、有楽町会場は90校以上が出展していた。
大学・短大100%。
日本全国に、800校くらい大学があるから、全国の大学の10校に1校が、ここに、ブースをつくっている。

やっぱり、関東圏には大学が、たくさんあるんだなあ、って改めて実感した。

今回、話を聞かせてもらう大学の基準

大学の進学相談会は、都市部では、けっこう頻繁に実施されている。
札幌も、東京には敵わないけど、それなりに大きめの相談会なので、大規模の大学は、札幌でも話を聞くことができる。

だから、僕は、小規模・中規模の大学で、札幌会場では、あまり話を聞くことができない大学を選んで、話を伺った。

偶然の出会い、って大事だし。
生徒の選択肢を、増やすことができるかもしれない。

伺った大学は、どの大学も、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)からの入学生が大半だけど、数名、北海道からも入学者がいます、って、話されていた。

また、小規模のフットワークの軽さを活かして、学生と教職員の距離の近さ、面倒見の良さ、就職までの手厚いサポート、が、共通する魅力だな、と感じた。

大学選びのポイント

どのように、生徒に大学を紹介しようかな、と考えてました。
なので、今回は相談ブースで、同じ質問を入れつつ、大学の担当者と話をした。

  • 18歳成人。ってことは、生徒が自分でもローン(借金)が組めちゃう。
    👉 大学進学するときに《自力進学》ができる可能性が、あるか。つまり、奨学金の充実だけでなく、学内アルバイトの有無とか、学費の分割払いとか、親に頼らなくても、大学生活を最後まで送ることができそうか。

  • 面倒見が良いって何か。
    👉 具体的なサポートの内容の確認。4年間同じキャリアコンサルタントが就職まで面倒を見てもらえるとか。細かいところだけど、大学のコピー機が無料で使えるとかも、大事な情報。

  • 担当者の勤務大学への愛。
    👉 実は、こんな大学だし、あんな大学なんですよ、って、大学の特徴を、僕が聞いたこと以上のことを、笑顔で話している。(← 一番のポイント)

北海道だと、近くの大学まで100キロ以上離れてるって、よくある。

たとえば、最北の都市、稚内市には、私立大学(育英館大学)が一つだけあるけど、一番近くの名寄市立大学まで160キロ以上ある

札幌市に行くのだって、旭川市から130キロ、函館市からだと250キロ、帯広市からだと200キロ。そして、釧路市なら320キロ。
北海道では大きな都市だし、国公立大学がそれぞれの都市に設置されているけれど、この距離感。

よく、高校では、大学の雰囲気を直接みるために、オープンキャンパスに参加しよう、って呼びかけるけど、北海道では、なかなか難しい。

今は、オンラインが便利で、バーチャルオープンキャンパスも、たくさん開催されているし、わざわざ遠くの場所に行かなくても、いくつでも大学を知ることができる。

・・・いや、本当は、大学の表面を知るだけなんだろう、って僕は思っちゃう。

直接、話すこと。
担当者が説明する、大学の魅力は、ものすごい熱量を感じる。

今回の、進学EXPOで、今まで知らなかった大学(← ごめんなさい)だったけど、その熱量を感じることで、生徒の選択肢を増やすことができる、って実感した。

つまり、百聞は一見にしかずってこと

それでも、時間とお金に余裕がないと、進学相談会やオープンキャンパスに参加することは、本当に難しい。

直接、見たり聞いたりすることが難しい生徒には、僕も、やっぱりオンラインでの大学調べを指示しちゃう。

だけど、先生が、大学の担当者からもらった熱量を、生徒に少しでも感じてもらえると、画面越しであっても、生徒の想像力をかき立てるかもしれない。

おまけ

東京は雨だったけど、桜が満開

気温差がすごかった…。
3月の「春」の違いが、僕は、面白かった。

新千歳空港に降り立ったときは、吹雪いてた

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