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子どもには子どもの「正義」がある


今年もあと1カ月と少しになりましたね。
どーも!キャリアコンサルタントの”きゃっさん”です。

最近、話題の「おばさん構文」をみなさんはご存知ですか。
同じ絵文字を3回続けるとか、長文だったり、語尾の表現だったり。
私は結構な確率で当てはまっているので、私も着実に年を重ねているのだなと感じた冬の始まりです😂😂😂(笑)

さて今回の投稿は、私がなぜキャリア教育を重視するのか。
改めて、私がキャリア教育を広めたい理由を整理することにしました。
自分がやろうとしている事は、果たして誰かに必要とされる事なのか。
私の身勝手な「伝えたい気持ち」の押しつけになってしまうのなら、受け取る側は有難迷惑になってしまう。
必要とする人に必要な情報を提供し、選んで実行してもらうのが重要という原点回帰に至ったわけです。


保護者が感じる子育ての悩みの種類は?


では、具体的に保護者はどのような問題に悩み、不安を感じているのでしょうか。

『家庭教育の総合的推進に関する調査研究~家庭教育支援の充実のための実態等把握調査研究~(平成28年度)』によると以下の通りです。

第1位 子どもの勉強や進学(59.9%)
第2位 子どものしつけやマナー(47.4%)
第3位 子どもの健康や発達(40.7%)
第4位 子どもの教育費(39.1%)
第5位 子どもの性格や癖(34.7%)

これを見て、子育てで悩まない保護者は居ないと確信しました。
自信満々で子育てしている人なんていないし、皆さん少なからず、悩み、迷いながら自分なりの答えを出して子育てしているんだと感じたのです。

私は現在、副業でキャリアコンサルタントとして生徒や学生の大学入試や就職活動で提出する志望理由書の添削講師をしています。

今までの自身の職業選択における挫折や転職経験、子育てを経験する中で、子ども達には早期からキャリア教育が必要であるという考えに至りました。

そこで、不確実な時代を生きる子ども達に、保護者として何ができるかをトレンドや理論を活用しながら一緒に考えて参ります。

不確実な時代を生きる子どもたちの為に、各々がそれぞれの目標に向かって、何を頼りに進むのか。

自分の中にある頼りになるモノを早く、より多く見つけた方が進路選択によるミスマッチを起こしにくいとされています。

大切なのは、進路選択に伴うリスクを正確に把握して覚悟を持つこと。

『夢なし先生の進路指導』笠原真樹


選ぶということは、一方では何かを選ばないということです。

子どもの人生は子どもにしか生きることが出来ません。

当たり前ですが、けがや病気と同じで、辛い状況になって代わってやりたいと思う時が来ても、代わることはできないのです。

親は子どもより先に死にます。
最後まで責任を持つことなんてできません。

そして、進路選択に正解はありません。
その進路選択は誰が責任を持つのか。それは子ども本人なのです。


正義と正解の違い。

先日、テレビ番組でダウンタウンの松本さんが「子どもの頃は、おかんが正義やったみたいなところあるよね」と仰っていました。
私は妙に納得しました。

確かに、幼少期は親の言うことが100%の正義。
「だって、お母さんが言ってたもん」
「お母さんに怒られたくない」
特に、日本人にとって「お母さん」は絶対的な存在感があります。

しかし、成長するにつれて他の家との比較する機会が増え、多様な考え方や文化を知り、親と自分の考え方や価値観の違いに戸惑ったり悩んだりします。
この青年期において、アイデンティティーを確立できるかどうかがポイントです。

では、正義とは何でしょうか。

「人間が持つ3種類の『正義の判断基準』、それは『平等、自由、宗教』の3つだ」

『正義の教室 善く生きるための哲学入門』飲茶

子どもには、子どもなりの正義が必ずあります。
そして、その正義を作り出すのは、身近な生活者である親や保護者であることが多い。
しかし、子どもの「正義」は成長するにつれて、変化する。
私は「正義」とは価値観だと考えています。
自信の価値観への気付きこそが、生き方となり、キャリアとなる。
キャリアは人生そのものなのです。

自分なりの「正義」が「生き方」となる。


私は、子ども自身の中にある判断基準である「正義」を知り、子どもの変化する正義に寄り添える親であり、キャリアコンサルタントでありたいと考えています。

子育てには、絶対的な成功や正解なんてありません。
将来、子どもが選ぶ選択が正解か成功か、挫折か失敗か、結果は分からないけれど、自分の正義は貫ける子に育ってほしいです。


キャリア教育のトレンド

現在、キャリア教育の中心は「基礎的・汎用的能力の育成」です。

これは、2011年に文部科学省の中央教育審議会の答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」で述べられています。

基礎的・汎用的能力は、社会的・職業的自立、学校から社会・職業への円滑な移行に必要な力に含まれる要素の一つとされています。

また、「基礎的・汎用的能力」は「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題 対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力によって構成されています。

その4つの柱の中に「キャリアプランニング能力」と言うものがあります。

これは、「様々な情報を取捨選択・活用しながら自ら主体的に判断し、キャリアを形成していく力」のことです。

不確実な時代を生きる子ども達のために、キャリア教育は重要で、今後は今よりもっと必要になってきます。
そして、子育てで悩む保護者が居なくならない限り、キャリアコンサルタントとしてキャリア教育の普及は必要だという結論に至りました。


私たち大人ができること

正確な情報をより多く入手する。
情報収集の仕方を子どもに教える。
百聞は一見に如かず。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。
様々な経験ができる機会を用意する。
子どもの「好き」「嫌い」「得意」「不得意」を書き残す…等々。

例えを挙げるとキリがありませんが、私が一番大切にしていることは「子どもの話を聴くこと」です。
これは、場所も選ばず、お金もかからないので、今からでもすぐに始められます。
みなさん、「え?そんなこと?」と思われがちですが、案外難しいんですよ。
大人の勝手な先入観や価値観を押し付けず、子どもを尊重して話を聴くことが最も大切であると考えています。

私にできること

● 話を聴く専門家であるキャリコンとして子供の話の聴き方をレクチャー
● キャリア教育に関するセミナーの開催

● note等でキャリア教育のトレンドを情報発信
以上を踏まえて、

私に相談したいと思って下さる方の味方になる!

すべては子ども達のために。
子ども達が生きる未来のために。
日本が国力を取り戻すために。←急に話が大きい

と、言うわけで近いうちに第一回セミナーを企画しようと思います!
ご期待あれ☆


【参考・引用文献】

『夢なし先生の進路指導』笠原真樹
『正義の教室 善く生きるための哲学入門』飲茶
平成28年度『家庭教育の総合的推進に関する調査研究~家庭教育支援の充実のための実態等把握調査研究~』
『今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について』文部科学省の中央教育審議会の答申(2011)


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