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キャリア教育を浸透させたい!

【キャリア教育×キャリアコンサルタント】


皆さんは『キャリア教育』をご存じですか?
初めて知った方も、よく知ってるよ!という方も
読んでいただけると嬉しいです。

なぜキャリア教育が必要なのか?

幼少期のキャリア教育は時期尚早であると
議論されていたこともありましたが、
私は幼少期からのキャリア教育に賛成です。

むしろ、早いに越したことは無いと考えています。
いつか必ず「将来」は「現実」としてやってくる。
そして、その「現実」を生きるのは
親でも先生でもない、子ども達なのです。

人生100年時代を迎え、
生涯における職業人生も長くなりました。
非常にざっくりな話ですが…
一昔前:大卒→60歳定年=38年
現在:大卒→70歳定年=48年

大半の子ども達は、
一昔前に比べて約10年も長く働くのです。
社会で活躍できる期間が長期化したのですから
前向きに「どう働くか」を考えようじゃありませんか。

私はキャリアコンサルタントとして
これからの時代を生きる子ども達が
様々な活動を通じて、自己理解を深め、
前向きな職業選択ができるようにサポートします。

また、「働くとは何か」を
子ども達や保護者、先生や人生の先輩方と
共に考え、行動したいと思い、
キャリア教育の分野で活動しようと決めました。

そこで本日はまず、『キャリア教育』とは
どのように定義されているのかを
ご紹介したいと思います。

キャリア教育の概要

2020年度より、学習指導要領に
プログラミング教育や外国語教育が新たに盛り込まれました。
同様に、キャリア教育についても、
新しく「キャリア・パスポート」という取り組みが始まり、
幼児期の教育から高等教育に至るまでの
体系的なキャリア教育の推進が必要とされています。

そもそも、なぜキャリア教育が必要とされるのか?
背景には、DXによるデジタル革新が急速に進み、
子ども達が大人になる頃には誰も見たことがないような
不確実で予測困難な時代を迎えます。
そんな時代を生きていく子ども達は
「生きる力」を育む必要があるからです。

キャリア教育についての概要は、
中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)に、とても分かりやすく書かれています。

しかしながら、抜粋なのにボリューム満点の為、
抜粋から更に抜粋したいと思います。

キャリアとは

生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ね

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

ある年齢に達すると自然に獲得されるものではなく、子ども・若者の発達の段階や発達課題の達成と深くかかわりながら段階を追って発達していくもの

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

その発達を促すには、外部からの組織的・体系的な働きかけが不可欠であり、学校教育では、社会人・職業人として自立していくために必要な基盤となる能力や態度を育成することを通じて、一人一人の発達を促していくことが必要である

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)


キャリア教育とは

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

特定の活動や指導方法に限定されるものではなく、様々な教育活動を通して実践される

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

社会や職業にかかわる様々な現場における体験的な学習活動の機会を設け、それらの体験を通して、子ども・若者に自己と社会の双方についての多様な気付きや発見を得させることが重要である

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)


家庭に期待されること

保護者が、子どもに働く姿を見せたり、子どもと働くことの大切さについて話し合ったりすることを通じて、子どもは多くのことを学ぶことができることから、家庭における働きかけは極めて重要

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

保護者の働く姿だけでなく、ボランティア活動や地域行事等に参加することなど社会へ参加する姿が、子どもに対して将来の生き方を考える上での有益な影響を与えることにつながるとも考えられ、こうした保護者自身の活動も望まれる

中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(抜粋)

最後に

年齢が低ければ、親や家庭の影響を受けやすく
年齢が上がってくると本人の意思が反映される。

キャリア教育は早めのスタートが大切です。

キャリアコンサルタントの使命は、相談者 のキャリア形成上の問題・課題の解決とキャリアの発達を支援し、もって組織および社会の発展に寄与することである。

キャリアコンサルタント倫理綱領より抜粋

「キャリア教育なら、きゃっさんに相談してみたら?」
と、言ってもらえるように活動して参ります!

最後までお読み下さり、ありがとうございました。


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