『天泣のキルロガー』を読むと雨の日がこわい
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
先日、ネットをポチポチ見ていたら、『天泣のキルロガー』が出てきました。
菅原敬太さん原作、井上菜摘さん作画で3月5日発売の漫画アクション6号から連載されています。
霜降り明星さんとコラボした、めちゃコミックのCMがこちら。
せいやさんの、むき出しのひざが気になってしょうがない。
お話自体は、両親を何者かに殺され自身も瀕死の重傷を負った主人公が、雨の日になると殺人犯の背後に『人殺しの履歴書』が見えるようになる、というものです。
そんな主人公が出会ってしまうのが、ある日クラスにやってきた転校生・琥珀ゆずか。
美人な彼女の背後には、大量の苦しむ顔、顔、顔。
しかも主人公の隣の席になってしまい、かわいい顔で「よろしくね」と笑ってくるのが余計こわい。
そんなときに、隣に住んでいる夫婦の旦那さんが奥さんを殺してしまったことを知ってしまい、追い回されるはめに。
「人殺しが分かったからって、通報したところで証拠がない」
という、「特殊能力持ちあるある」にハマってしまいます。
それを解決するのが、転校生・琥珀ゆずか。
殺人犯に殺人犯から助けてもらう。
これ以上の地獄があるだろうか…。
ゆずかは「人殺しの肉」を食べるのでグロ耐性のない方はやめたほうがいいですが、主人公の「この先どうすればいいんだ」感と、ファンタジーな設定ながらリアルな雰囲気が面白いです。
しかも、ゆずかが殺人犯を食べると、死んだときに苦しんだ顔ではりついていた犠牲者の画像が、安らかな顔になって消滅するのです。
両親を殺した犯人を見つけたい主人公は、ゆずかのごはん探しに協力することに…。
主人公には幼馴染の女の子・亜里沙がいるのですが、ゆずかと行動をともにすることが増えたりすることで仲を怪しまれるすれ違いも面白いです。
普段ホラーやグロはあまり読まないのですが、井上菜摘さんの絵が綺麗なのでつい見てしまいます。
巻き込まれ不憫主人公かわいい。
ニイザト
ヤマケイ