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五十肩と医療事務の話

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


突然ですが先日、五十肩になりました。

昨年11月末くらいから、「なんか腕が痛いな~」とか「起きた時に手の先がしびれていることがあるな」と思っていたのですが、エアコンつけっぱなしで寝ていたり、うっかり携帯を身体の下に敷いていたこともあり、「布団周りにものをおかないようにしよう」「水分足りてないのでは」と思っていました。

仕事している時に、左肩に力が入った状態でひじをついていることも多かったので、「とりあえずストレッチしとこ」と思っていたのですが…。

肩が上がらず、何もしてなくても二の腕がめちゃくちゃ痛い。

という状態になり、さすがに「一回診てもらおう」と整形外科に行ったところ「なんでもっと早く来なかったの」「五十肩です」と問答無用で注射を打たれ、ぐいぐいストレッチをされて半泣きで帰ってきました。

病気が原因で痛くなることもあるようなので、単純に肩の問題で良かったなあと思いつつ…。


医者にかかる前、「急にストレッチされた場合」を想定していたので「ヤブ医者だったら殺意が沸きそうだからちゃんと調べよう」と「#7119」の緊急ではないほうに回してもらって相談してから行きました。

時期が少しズレていたらコロナウイルスの問い合わせなどでつながらなかったかもしれないので、悩んだ挙句に電話したにしては、まだましな時期だったかもしれません。

まだ痛いですが、とりあえずストレッチしつつ薬を飲んだりロキソニンテープを貼ったりして様子見中です。

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絵がもうおじいちゃんおばあちゃんやな…。


ちなみに、病院に行った時にもらう請求書兼領収証や明細書、いつ頃からか点数が記載されているものを渡されるようになったのですが、何が書いてあるのか私はさっぱりわかりませんでした。

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「体調悪いから行っている→治してもらうのに必要なお金」というような感覚でいたのですが、ある時ふと目に留まった広告がありました。

医療事務です。

「長く安定して働ける女性に人気の資格、4カ月で取得、暗記不要、未経験でもチャレンジしやすい、試験は自宅」などなど、何度か目にしたことはあったのですがエンターテインメント業界が好きなので完全にスルーしていました。

その医療事務の作業内容に、「受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成」とあったのです。

「受付の人たちは、どういう基準で雇われているんだ?」と思ったことはありますが、病院に行くのは具合悪い時なので、あまり深く考えたことはありませんでした。

たまに「今まで気にしていなかったが、やたら気になる文言/ものがある」という時期があります。

この時もそうでした。

レセプト作成とは、あの点数に関係あることでは?」と思い、調べてみたところやはりそうだったので、勉強してみることに。

すると、点数の謎が解けてきたのです!


例えば、見づらいですが「初・再診料」のところをみると、「79点」になっています。

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厚生労働省のページで見ることが出来る医科診療報酬点数表によると、再診料は「73点」です。(令和元年8月19日厚生労働省告示第八十五号時点)

ここで、「あとの6点はどこから来たんだ?」という疑問が生まれます。

以前までは、「79点?フーン。前の点数と違うな?」でスルーしていたところです。

請求書兼領収証にはそれ以上書いてないのでわかりませんが、ここで明細書を見てみると、「時間外対応加算1」と「明細書発行体制等加算」が入っていることがわかります。

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「時間外対応加算1」は5点、「明細書発行体制等加算」は1点です。

73+5+1=79点

「診療時間内に行ったはずなのに…」と思いかけましたが、「時間外加算」ではなく「時間外対応加算1」などは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合する場合、診療時間内でも時間外加算を算定できることがあるのです。

な、なるほど~。


点数×10円かかりますので、再診料だけで790円かかっています。

入っている保険によっては3割負担で済むなどありますし、病気やケガ等によって点数はどんどん変わりますが、内訳が分かると「急病以外、ちょっとは考えて受診せい」と思うことが出来ます。

初診が時間外とか休日とか深夜とか、同日に再診するとか、乳幼児加算とか深夜加算などなど…重なってくると、パニックになりそうです。

今の時代はコンピュータで多少は楽に計算できるとはいえ、「合ってるかどうか」の確認は必要になりますし、医科診療報酬点数自体が変わったりすると都度臨機応変な対応が必要になるんだなと思うと、受付の人も大変だな…と思うことが出来るようになりました。


しんどい時は「診察終わったし、はよ会計してくれ~~!」しか考えていませんでしたが、「自分も移される可能性がある中、大変なことやってるんだな…」と改めて受付の人にも尊敬の念を抱きました。


医療事務を勉強した結果、資格を取ることも出来ました。

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やった~。


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ニイザト

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ヤマケイ