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社内ネットワークの10ギガビット化  その2

みなさん、こんにちは開発支援課マネージャーの「樫野」です。

今回もゴールデンウィークに行われた社内ネットワークの工事について紹介します。

前回は今まで使用していた社内ネットワーク用のLANケーブル(CAT6)やネットワーク機器の撤去するところまで紹介しましたが、今回は新しく10Gbps対応のネットワーク機器への入れ替えと10Gbps対応のLANケーブル(CAT6A)の敷設について紹介します。

まず、新しいLANケーブル(CAT6A)の床下への敷設は、スタッフが作業するデスクを6台~10台をひと塊とした島に設置される島HUBと、中継スイッチの間に敷設されます。

島HUBと各デスクの間にもLANケーブルが通されて、各デスク毎にローゼットが用意されます。スタッフはPCなどネットワークに接続する必要がある機器と、このローゼット(デスクの天板の裏に設置)の間をLANケーブルでつないで利用する事になります。

島HUBからローゼットまでのLANケーブル

今回使用しているLANケーブルはCAT6Aという10Gbpsに対応したケーブルのため、今まで使用していたCAT6のケーブルに比べて太くて曲がりにくいため、島HUBから各デスクのローゼットの間の配線の取り回しが大変で、業者さんも苦戦していました。

しかも、今回の工事で全て電動昇降式デスクになったので、床からデスクの天板までの高さが変わるのでLANケーブル余剰分が邪魔にならない様にデスクの下にうまく収めるのがさらに難易度を上げていました。

社内ネットワークの10G化するにあたりネットワーク構成で変更した点は、サーバールームにある基幹スイッチと各島HUBの間を直接LANケーブルで接続しないで、それらの機器の間に中継スイッチを配置した点です。

床下を通るLANケーブルも太くて取り回しが容易ではないため、島HUBからのLANケーブルの全てを、サーバールームにあるの基幹スイッチに収容するのは、床下のスペース的に大変厳しいのです。

島HUB数台ごとに中継スイッチへ収容し、これら数台の中継スイッチとサーバールームの基幹スイッチの間を光ケーブルで接続する事で、基幹スイッチに収容するケーブル数を大幅に減らしました。

中継スイッチ

カテゴリ6AのLANケーブル(10Gbps)よりも帯域が広い光ケーブル(100Gbps)で中継スイッチと基幹スイッチ接続するので、床下を通すケーブルの本数が減っても社内のネットワーク間は10Gbpsで通信できる事は保たれています。

LANケーブル(赤、青)と光ケーブル(黒)

こうして社内のネットワークは10G化されましたが、全てのPCやネットワーク機器が10G化の恩恵をすぐに受けられるわけではありません。
社内で使用しているPCのネットワーク端子は、まだまだ1Gbpsの物が多いです。

今後新しいPCへの移行の際に、2.5Gbpsのネットワーク端子を装備したPCへ入れ替わっていきますが、社内にあるPC全てが入れ替わるにはもう少し時間がかかりそうです。

とはいえ社内のファイルサーバーはもともと10Gbpsのネットワーク端子を備えていましたので、そういったサーバーへのアクセスが集中した際は、以前よりは快適に利用出来ているハズです。

ネットワーク10G化工事完了
サイバーコネクトツー福岡本社
開発支援課 樫野