映画『ウォールフラワー』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
Amazonプライム・ビデオに『ウォールフラワー』が入っていたので、観てみました。
青春ものでありつつ、主人公のやや暗い過去が徐々に明かされるという映画です。
原作は、1999年に出版された作家スティーブン・チョボスキーさんの同名小説です。
主人公のチャーリーは序盤、「トモダチへ」と手紙を書き始めます。
最初は特定の相手が居そうだけどいない?と思いながら観ていました。
主人公が小説家志望ということからも、書簡体小説と思われる、と言われています。
高校生活が始まったものの、馴染めない中でチャーリーは面白い上級生、パトリックとその義理の妹サムと知り合います。
あらすじをみたときは兄弟かと思いましたが兄妹で、妹役がエマ・ワトソンさんでした。
チャーリー役はローガン・ラーマンさんで、高校にうまくなじめないけど、そのままでもいたくないという演技がとても自然に見えました。
サムに惹かれていくけども、サムは彼女を大切にしてくれない男の子と付き合っていたり、チャーリーも他の女の子と付き合うことになったり…。
青春です。
タイトルは直訳すると「壁の花」ですが、まさにその意味で使われていました。
パーティーなどで出席はしているものの、積極的には参加せず壁際にいる女性のことを壁の花と言い、(日本だと男性の場合は壁のシミと聞いた気もしますが)映画ではチャーリーが壁の花と言われます。
言われ方も、蔑みというよりはたたずまいについて言われているような感じでした。
最初、生徒が鉛筆を使っていたり、スマホではなく家の電話を使って同級生と話をしていたため、もっと古い時代の話かと思いましたが、1999年の本でした。
登場人物たちは最近の若手だったので、不思議な感じがします。
兄役のエズラ・ミラーさんは、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でクリーデンス・ベアボーンを演じていましたが、それとも全く違う印象で楽しめたので、今後も楽しみです。
この映画とはまったく関係ないのですが、「エマ・ワトソンのバッグの中身を公開!」という動画を昨年VOGUE JAPANさんがアップしていて、かわいかったので見てほしいです。
世の中の"バッグ女"が自分を正当化したであろう、キュートさです。
これが素に近いエマ・ワトソンだとすると、映画での彼女は、激しいダンスを踊ったり悲鳴のような歓声を上げたりと、はっちゃけた面の演技を見せてくれるので、やはり役者さんは面白いなあと思います。
ニイザト
ヤマケイ