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コロナ危機から学校は何を学ぶか

「主体性」や「自律性」が聞いて呆れる

 zoomですら使わない(使えない)学校現場。その理由は「スマホやパソコンを持っていない生徒がいるから」といった「一律」対応が「平等」だと考えているというものや、「zoom使えない先生もいるから」という、これに関してはただ単に覚えるのが面倒という理由以外考えられないというものなど、まぁこの緊急時によくそんな呑気なこと言ってられるなという声ばかりが聞こえてきます。
 百歩譲って平時ならそれもあり得るでしょう。1人1台端末の早期整備を教育委員会や自治体に働きかけてとか、zoomの使い方研修やって、とか。ただし今は緊急時です。3ヶ月も休校だなんて前代未聞です。しかも第二波、第三波が来ない保証なんてどこにも無い。それにもかかわらず、できることはなんでも臨機応変にやるという気概もなければ知恵もない。ひたすら教育委員会からの指示を待つだけ。
 日頃、「主体性」や「自律性」を子どもに教えている「先生」たちがこの有様です。テクノロジーを学ばず、社会の変化にもキャッチアップできず、狭い学校の世界の常識に縛られている様は、もはや呆れるを通り越して戦慄を覚えます。

文科省課長による熱いメッセージ

 もう随所でざわついていますが、文科省から2020年5月11日にオンラインで配信された「学校の情報環境整備に関する説明会」でお話していた課長の言葉が端的過ぎて胸を打ちます。動画は全部で2時間以上あって視聴するの大変ですので、こちらの記事が文字起こししてくれていますので参考になります。

・今は前代未聞の非常時緊急時
・なのに危機感がない(自治体や教育委員会、学校関係者)
・必ず長丁場になる
・ICTやオンライン学習は学びの保障に役立つ
・取り組もうとしない自治体が多い
・家庭のパソコンやスマホ、使えものはなんでも使おう
・携帯各社、25歳以下の利用者に対して優遇措置取ってくれている
・「一律」にやる必要はない
・やろうという取組から逃げていると見える
・セキュリティーポリシーを守ることが目的化してしまっている
・ルールを守ることが最終目的ではない
・臨機応変な対応が求められるのが危機管理
・頭を180度変えて
・現場をわかっている先生の取組を潰さないで

ここまでが前半。

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