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広島で不安症への認知行動療法をうけるなら/認知行動療法カウンセリングセンター広島店

今回は広島での不安症に対する認知行動療法についてのお話となります。不安症は様々なものがありますが、例えば社交不安は評価を気にしすぎたり、人との関わりを避けたりすることで困りごととなります。カウンセリングでは、まず不安症についての困りごとや生活への影響を把握し、頭の中に浮かぶ考えやイメージを明らかにします。そして、体の反応や感情、行動のパターンを把握し、目標を設定してそれに近づくための具体的なステップを考えます。また、苦手な状況に直面することも必要であり、最も恐れていることを明確にすることで、苦しみから距離を取ることができます。今回の内容は不安症に悩む方や認知行動療法に興味がある方にとって、興味深いものとなるでしょう。



不安症に対する認知行動療法の有効性

はい。さて今回はですね、広島で不安症への 認知行動療法を受けるならというなかなかにドストレートなタイトルでの 内容となっておりますが、奥本さん、不安症ってどのような 困りごとかご存知ですか?不安症ですか?

<そうですね。ふわっとした感じでだったら、 何かすることが不安な感じですよね。>

そうですね。いろんな不安というのが あるんですけど、代表的なのでいうと、例えば社交不安症といってですね、人からの 評価みたいなものを必要以上に気にして無理に合わせすぎてしまったり、それを 避けすぎてしまったりみたいな感じのですね、困りごとになります。
こういった不安症に対して、 医療機関でのいわゆる診察だとか副薬治療の他に、認知行動療法における カウンセリングの有効性も示されています。この不安症への認知行動療法というのは、 どういった感じで行われるのかについてですね、解説していきたいと思いますが、 実際カウンセリングに来られるとですね、いろんなことが不安なんですだとか、 人との関わりが不安なんですみたいな感じで最初話されるわけですね。その後、その不安が 生活全体にどのような影響をもたらしているのか、やりたくてもできないことは何なのか、 むしろ耐え続けていることは何なのかといったような、この不安にまつわる困りごとが 生活全体に及ぼす影響について把握していきます。
合わせて、この不安に どれだけの期間苦しまれているか、きっかけと思われるものはあるのかないのか、 みたいなこともお聞きしていきます。そうやって、ある程度生活全体の中で、 この不安症がどのような感じでですね、支障をきたしているか理解した後は、 細かく整理していきます。例えば、ある一つの場面を 想像してもらうわけですね。皆さんもせっかくなので 想像していただけたらと思いますが、最近、例えば対人場面においてですね、 過度に不安を感じた体験というのは何かありましたかね。そういった感じで、 ある場面の想像をします。

想像される場面の不安について

それが、例えば飲み会の席でですね、 よくわからない人たちと4人1組の席になってしまった、 みたいな感じの場面だとしましょうか。これ、なかなか嫌ですよね。 これ、なかなか嫌なんですよ。不安症とかでない方でも、 うわ、マジかよって思うけど、不安症の方にとっても、その場、本当にもう 拷問のように苦しい場所だと思います。その中で、頭の中ではどのような考えや イメージが浮かんでいるのかというのをまず明らかにしていきます。 ちなみに奥本さんはどうですか。よくわからない4人グループになったとしたら、 どんな考えやイメージが浮かんでますか。

<そうですね。何を話そうみたいな感じですかね。>

その他にはどうですか。

<そうですね。どういう人なんだろうみたいな感じですかね。>

ありがとうございます。このような感じで、 頭の中に浮かんでいる考えというのを明らかにしていきます。なぜかというと、 受け止め方によってですね、行動だとか、感情、不安だとかですね、 怒り、悲しみなど、そういった感情というのが変化してくるわけですね。なので、それに影響する認知、考えというものを 明らかにしていきます。その後、体の反応があれば聞いていったり、どんな感情が出ているかを確認していきます。そして、その時に取っている行動ですね、沈黙、怖くて喋り続けるみたいな方もいれば、もう頷くに徹するみたいな感じでですね、 役かかる人もいるわけですね。スマホを忙しそうに触ってみるとかですね、 席を離れるみたいな方もいるかもしれません。
奥本さんはちなみにどうしますか?

<そうですね。奥は誰かが喋り始めるのを待つとかかもしれないですね。>

へえ。ふんふんふんふん。なるほど。

特有の受け止め方と行動のパターン

そういった感じで、その人、特有の受け止め方と 行動のパターンというのを把握していくわけですね。で、だいたいその不安が影響している場面では、 こんなふうに考え、こういう行動をするパターンがあるっていうのを明らかにしていきます。続いて、じゃあどうなっていければいいのかという 目標についての検討ですよね。例えば不安ながらも人と関われるようになりたいとかですね、 飲み会の席とかだったら率先して喋れるようになりたいだとか、いろんなものがあるかと思いますが、目標を決めます。で、その目標に近づくために、今、現実的に可能な一歩、つまりこの今の繰り返されているパターンを ほんの少しだけ変えるとしたら、どんなことを変えていけばいいのか。または、どんな発見があるとそれが変わりやすいのか というのを検討していきます。奥本さん、ちなみに、そういった初対面の方々とですね、 食事会や飲み会で関わるというのに、慣れてくるとしたら、どんな体験を積み重ねたら 変化していきそうですかね。

<そうですね。慣れてくるとしたら、み会とかのイベントがあるところに 参加していくっていうようなことですかね、何回も>

実はね、参加するだけだと慣れないんですよ。 よくあるんです。何回も飲み会参加してるんですよと。何回も苦手な場面に参加してるんですと。 繰り返せば慣れていくって何十回も言われましたと。学校苦手で避けてきて、でもカウンセラーに それは避けてるから辛いんですと。直面してったら慣れますからって言われて 何回も言ったけど慣れないんですみたいなことが起きるわけなんですよ。なんでだと思いますか?

<そうですね。何回も行っても慣れない。。。>

つまりスモールステップで やっていきましょうだけだと全然うまくいかないんですよ。

<そうですね。初対面の人とは言っても、 何度初対面の人のところに行ってもまた別の人が来る、また別の人が来るっていう感じで、 人は十人十色それぞれに違うから慣れようがないみたいな。>

ちょっと違うかな。結局、そこに少し近づいてるんだけど、 一番恐れているものに直面できていなかったりするわけなんですね。例えば自分から積極的に話しかけて、 ちょっと場がしらけてしまうかもしれないけど話しかけることだったり、あえて沈黙を作って気まずい雰囲気になることだったりとかですね。その人が最も味わいたくないものは何かっていうのを 明確にしないと何回やってもそっから距離取っちゃってるんですよ。例えば学校にはいってるけど一番嫌なのが、クラスに入って授業で手を挙げたときにみんなから見られる感覚だとしましょうか。でも肝心のそこっていうのと距離を取り続けている限り、 なかなか慣れていかないみたいな感じですね。飲み会の席には参加してるんだけど、自分から話さずに、 例えば端の席で合わせ続けているみたいな感じだと苦しみとしては変わらないわけですね。そんな感じで苦しみが維持されているのはなぜかというような 発見もしていきます。
ここ結構見落とされがちで、最悪なのがスモールステップで 場数こなしていきましょうみたいな雑な提案を受けて頑張ってやっても良くならないみたいな感じになっちゃうわけですね。なので、その方にとってしっかりと直面していった方がいいのは どんな体験なのかというのを明らかにしていきます。多くの場合ですよ。やってみたら意外となんてことなかっただとか、 ちょっと良かったみたいな、想像といい意味で違ったみたいな体験を繰り返すと かなり楽になってくるんですね。例えば想像の中では何か話しかけて滑るっていうのが、 もう本当にこの世の終わりぐらいヤバいことが起きると想像しているわけですよ。だけど実際はやってみたら滑ったと。 滑ったけど、こんなもんかみたいな感じの体験があると何か変化しそうですか。

<そうですね。思ったよりも滑ることって 大丈夫なんだなみたいな感じですかね。>

そうなるとちょっと滑るの怖くなくなりますよね。そんな感じの体験っていうのを ちょっとずつしていくっていう感じになります。
でも大丈夫ですよ。これ、新たに全く持って試したことないものを 試すというよりも、人間生きている中では上手くやっていることもあるわけなんですよ。そういう自分からやるのが苦手な方でも 何でもかんでもできてないわけじゃないんです。なので、上手くできているところを発見してそこを拡大していくみたいなやり方をすればガクガクブルブル震えながら辛いことに耐えるというよりははるかにやりやすい方法で チャレンジしていくことができます。

不安の役割

こういったことを通して、思ったよりも 安心、安全なんだなということを体感的につかんでいくことが 不安症へのアプローチになります。逆に言うと不安症っていうのは あなたを守ってくれてるわけですね。嫌な予測が浮かんで、そうならないために あなたを守ってるんだけど必要以上に過保護的な感じで 守ってくれるわけなんですよ。そうすると何もできなくなるわけですね。私も幼い頃、母親が結構神経質というか 危ないところに行っちゃダメよみたいな感じで散々言われつつだったわけですね。それはおっしゃる通りなんだけどその影響もあって、もうなんていうかあらゆるものが怖くなってた時期があるわけですね。危険だから避ける、危険だから避けるみたいな感じになってたけど思い切ってやってみるとそうでもないことっていうのもたくさんあるわけですね。別にだから不安症自体が全て悪いわけではなく自分を守ってくれる大切な機能でもあるんだけど耳を傾けすぎちゃうとちょっと生活に必要出てくるとかなり出てくると。なので思い切ってやってみて、安心・安全はそこに体験したとしてもあるということを掴んでいただくといったような感じになります。
こういった不安症で苦しむ方、または恐怖症とかでも苦しむ方に対しては認知行動療法は有効だと私は思いますしオンラインでも広島でもこの認知行動療法のカウンセリングをうちでは実践しておりますので、もしどうしても苦しい方などいましたらご相談してみてください。もちろんうちじゃなくても大丈夫ですので認知行動療法という方法をぜひ試してみていただけたらと思います。ではありがとうございました。



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