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ふとした言葉、なんでも

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私のなんでも思ったことや感じたことを書いています
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2020年10月の記事一覧

児童養護施設に休職届けを出しに行ってきた。

雨がザーザー降るなか、 書類やら診断書を提出する為に職場に赴いた。 書き終えて出勤していた、先輩女性の職員に久しぶりに会えた時、思わず抱きついた。 ドアが開いて走ってくる音が聞こえた。 気付いた時には時既に遅し。 だった。 私が関わってきた子どもが部屋を抜け出したらしい。駆け寄ってきた。 私は、両手を広げて2人の子を抱きしめては 一粒だけ涙を零した。 大きくなったねぇ、 元気にしてた? 子どもの返事とニコニコな笑顔に 私まで笑顔になった。 「まだ、元気にならないの?も〜遅い

夜と月

幼い頃から夜に月を見るのが好きだ。 月明かりが照らす世界がとても綺麗で、ただ見ていられた。 満月の日はなんだか丸顔の私を見ているようで妙な親近感が湧く。 幼い頃から夜が嫌いだった。 何か闇に飲み込まれるようで目を瞑るのが怖かった。 怖いことがあると、両親が喧嘩している声と物音が聞こえてくると。 涙を流しながら、”神様“なんてものに縋ってよく願った。 「神様お願い、明日になったら今までの記憶がなくなりますように。」 死にたくても死ぬのが怖い臆病な私は縋った。

心のコップ

みんなみんな、見えない心のコップを持っている みんなそれぞれ、大きさも、色も、かたちも違うコップも持っている。中には心の中にバケツも持っている人もいるかも 私の心のコップは穴だらけ 幼少期の心理的虐待、身体的虐待 母と父の板挟み 「あんたなんて産まなきゃ良かった」 「あんたなんて父のとこに置いてくればよかった」 「お前生意気だぞ」 私の心のコップはどんどん穴だらけになっては 広がっていった 大人になってからもそう。出会い系アプリで知り合った男性といい感じにな

秋のはじまり

秋のはじまり 突然の大雨 雨上がり 前より涼しい夜 不意に冷たい風が 身体をなぞって どこかに消えた。 願わくばわたしも 連れてってよ 徐々に灯りが消えてく 世界は眠る 私はまた 眠れない夜をすごす。 誰か私を見つけて ひっぱっていってよ。 他力本願なんて らしくない さぁもう 目は閉じよう 次に開くとき 世界はどうなっているかな。

私の前から消えていった人達

1、バイト時代に仲良くしていた2つ歳下の同性の後輩1番可愛がっていた。私の指示に素直に返事したり、仕事分担でこなしたり、教育したり…。何ならプライベートで富士急ハイランドへ行ったこともある。 私が就職してしばらくは連絡を取り合ったりしていた。 けど、ある日「飲みに行こう。」という私のお誘いのメッセージに既読がつかなくなった。気付けば、Instagramのフォロワーから外されていた。 私は何かの間違いだと信じたくて、何回かフォロー申請をしたのだが。しばらくして見ると、また

ユメとゲンジツの狭間 II

皆さんはユメで起こったことをゲンジツでもやっていた、なんてことありますか? 私はよくあります。 この間はユメの中でガムを噛んでいて、「何これ、全然噛めないじゃん!」ってイライラしながら起きると ゲンジツの私は夜間につけていたマウスピースをすごい勢いで噛んでいました。顎が痛いです。 あとは、4人の友達に裏切られるユメを見ました。友達といっても実際にゲンジツに存在する人物ではなく、4人のうち1人はお笑い芸人でした。裏切られ、泣いてたところで起きると、 ゲンジツの私も泣きじゃくっ

痴漢!撃退!!

最近、利用者が元に戻りつつあるといことで、車内での痴漢が急増しているとのニュースを見ました。流し聞きだったので曖昧ですが…。 私が高校生の時に遭った痴漢の話をつらつら書いていこうと思います。 駅に着いては、車内から出る人、車内へ入る人がいますよね。 快速や急行に乗っていると駅と駅の間隔が長く、すし詰め状態のままそれに耐えなければならない時もあります。そんな状況なのに、うまく触ってくる人がいるんです。 まだ痴漢に遭ったことが無かった、最初の時は初め「間違いかな?」と違和

私が実は甘えん坊な理由

私は周りからよく「クール」だとか「サバサバ系」だとか、「考え方が男っぽい」「自立している」だなんて言われるが、 実は「とても甘えん坊」なのだ。 相手によって使い分けているだけ。ただ、それだけ。 たまに鋭い人に見破られることもある。その時は本当の自分を見てくれた。と感じてちょっと嬉しくなる。 私は、頭を優しく撫でられるのが特に好きだ。 ぎゅーってハグして、心音を感じるのも心地良い。 物心ついたときから私は誰かに甘えた記憶がない。 幼い自分の事を思い出そうとすると真っ先に嫌な

しょっぱい涙

たまに自分の体が自分のものでないような感覚になる 布擦れや、触れる水に過敏になる 眠る為にじっと 目を閉じていると 夜が私の心の輪郭を溶かすような感覚に 少し怖くなる 夜に混じって、追いつかなくなっていく そんな感じ 涙がポロポロでてきて 枕を濡らす 私の頬を伝って そのままあなたにも伝わってくれればいいのに 私の中に留まる 願うことしかできない 貴方の髪を撫でる 顔の輪郭も 愛おしくて あふれだす 思いとともに 涙も 寝ている貴方に そっと落としたキスは しょっぱい味がし

賢さと仕事との付き合い方

賢い人は気付きたくないところまで気付いてしまう。 そしてどうしようもないことに考え、頭を抱える。 仕事が出来るようになってくると、視野が広くなり、更に色々なことに気付く。 あそこの人間関係はああだこうだ。 悪口が飛び交っていることも。 気付いてしまうと考えてしまう。 考えてもどうしようもないことなのに、それでも考えることを辞められない。 20代ってそうなのかもしれない。 なんで30代の人がこの仕事を続けられてるのか分からない。 でも、きっと考えても仕方のないことは切り離して、