私の前から消えていった人達

1、バイト時代に仲良くしていた2つ歳下の同性の後輩

1番可愛がっていた。私の指示に素直に返事したり、仕事分担でこなしたり、教育したり…。何ならプライベートで富士急ハイランドへ行ったこともある。

私が就職してしばらくは連絡を取り合ったりしていた。

けど、ある日「飲みに行こう。」という私のお誘いのメッセージに既読がつかなくなった。気付けば、Instagramのフォロワーから外されていた。

私は何かの間違いだと信じたくて、何回かフォロー申請をしたのだが。しばらくして見ると、またフォロー申請ができるようになるんだ。つまりは、申請を拒否されている、ということ。

1番最初に私にInstagramというものを教えてくれ、フォローし合ったのに。

理由も言わずに彼女は私の前から消えていった。

別の後輩に話を聞くと、私のことを苦手だと話していた、という情報を得た。


2、アプリで出会ったAさん

その頃の私はアプリを使って色々な人と出会い、当日にバックレられる事も少なくは無かった。そんな事をAさんに言っては、「俺はそんなことしない。」とAさんは言っていた。

Aさんとは何回か会っては色々な話をした。家庭の話や趣味など。「俺は関係を切るならちゃんと言ってからするから。」なんて言っていたAは、コロナ禍になってからいつしかLINEの既読すらつけず、電話にも出ず、それでも信じたかった私は2ヶ月くらい待った。

でも結局。Aは現れることなく、理由も言わずに私の前から消えていった。 しばらくはLINEのトークルームは消せずにいた。


3、高校時代の部活の先輩、Kさん、Nさん(同性)

私はマネージャーをしており、よく可愛がってもらっていた。私が母ともめて高校生で1人暮らしを余儀なくされた時には、話を聞いてくれたりじゃがいもをどっさりと送ってくれた。

3人で2回キャンプに行くこともあった。また、行きたいね。だなんて話をしていた。

私がうつ病だと診断されて、まず頼りたい・話を聞いてもらいたいと思い浮かんだくらい仲の良い先輩だと。そう思っていた。うつ病を打ち明けるのはかなり勇気がいることだ。

NさんとはLINEで連絡がとれず、InstagramのDMで反応があった。が、私の「話したいことがあるので今度時間作ってもらえないですか?」に一向に返事がこない。それでもNさんのストーリーは更新されている。

私はKさんにうつ病のことをサラッと触れた上で、Nさんと3人で話す場を設けたい話をした。Kさんは「Nに聞いてみるね。」と言ってくれた。

しかし、それから一向に連絡がこなかった。

私は3人のグループLINE内でこう打ち込んだ。「連絡がとれないことの理由が分からないです。私、何か悪いことしちゃってました?分からないからこそ自分が怖いんです。」

既読は1。何週間待てども連絡がくることは無かった。それでも、先輩達のInstagramのストーリーは更新されていく。

もう、疲れた。私は更新を見たくなくてフォローから外した。グループLINEも抜けた。ブロックをした訳ではないが、それでも未だに何も連絡はない。


4、アプリで出会ったBさん

Bさんは最初からガツガツくるような人ではなくて、紳士的であった。当時の私は好きな人がいたのだが、振られていた。私はBさんのことが段々と気になり、“好きになりたい、その為にBの事をもっと知りたい”と思ったし、直接Bさんに伝えていた。

Bさんは私に好きな人がいることに理解があった。「少しずつやって行こうよ。」と2人で話していた。

それでも。他愛のないトークから急に既読がつかなくなり、電話を何度か掛けても一向に繋がらない。今までほぼ毎日連絡をとりあってたし、Bはよく「好き」だと私に言っていた。

1週間何もないなんてことは、Bとの間では今までに無かった。私はBさんが見るかも分からないが、待つのはもう懲り懲りなので、捨て台詞のような言葉を打ち込み、トーク履歴を消した。


5、終

何故誰も理由を言ってくれないのだろうか?私は私にどこか欠落している部分があるのか?と考え込んでしまう。でも、“その人とはそこまでだったんだな”と思うようにしている。

私の話が重すぎて聞けないとかなら、まだ分かる。聞くのはかなり体力が要ることだってことを、私は知っているから。

それすら言えないほどの関係性だったのか?

人間関係ってこういうものなの?

と、心が落ちてしまった時はそう考えてしまいます。

でも、「まぁ縁があればまた連絡くるでしょう。」と思うようにしています。
これがまた難しいのですが。自己暗示…

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