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私が実は甘えん坊な理由

私は周りからよく「クール」だとか「サバサバ系」だとか、「考え方が男っぽい」「自立している」だなんて言われるが、
実は「とても甘えん坊」なのだ。
相手によって使い分けているだけ。ただ、それだけ。
たまに鋭い人に見破られることもある。その時は本当の自分を見てくれた。と感じてちょっと嬉しくなる。
私は、頭を優しく撫でられるのが特に好きだ。
ぎゅーってハグして、心音を感じるのも心地良い。


物心ついたときから私は誰かに甘えた記憶がない。

幼い自分の事を思い出そうとすると真っ先に嫌なワードばっかり出てくる。

DV、包丁、不登校、引きこもり、脅し、板挟み。

自分に生死に関わる戦場の中で私は家庭の中で立ち回っていた。甘ったれることなんて言ってられない。

多分、私は当時、幼い時に甘えられなかった分の時間を取り戻したいのかもしれない。

ただ、ギュッと無条件にそうしてくれる人を探しているのかもしれない。

“寄りかかってもいいんだと”全身で感じたいから、だからきっと異性にそれを求めてしまうんだろうなぁ。

だからこそ元彼が、付き合ってる当時の甘えん坊な私に向かって「愛情なんて他人に求めるもんじゃない。」と吐き捨てるように言った時、私はかなり衝撃を受けた。
確かに、そうだけどさ。
「じゃあ、自分で自分のことを愛せない私はどうしたらいいの?」と。

それって、幼い時に散々甘えられた人が言える事なんじゃないかな。
彼とは分かり合えることは無かったんだろうな、でも歩み寄れることはあり得たのにな、とふと思った。

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