Stardust
ロバート・B・パーカーの1990年の作品。翻訳版は「スターダスト」。スペンサー・シリーズ全40作品の17作目。ハードボイルドです。Kindle版が比較的安かったので読んでみました。落ち着いた感じで良いですね。
私立探偵スペンサーはTVスターのジル・ジョイスの警護を引き受けます。酒浸りで麻薬もやり、横柄で淫乱でとびきり美しい女優に手を焼きます。誰かに脅迫されているようなのですが、自分の身の上は語りません。ちょっとした出来事を糸口に調査を進めるスペンサー。そうこうするうちにジルのスタントダブルの女性が死体で見つかります。
ミステリー要素はあまりなく、主人公や登場人物の服装や何を食べたかとか、マサチューセッツ州はボストンの町の情景などがしみじみと描かれます。森に暮らす世捨て人を訪ねた時に犬が3匹居て、これは後でまた出てきそうだなと思ったら最後、傷心のジルを慰める役で再登場。
ファンがいるようなので、おすすめをあと1冊か2冊読んでみようかなと思いました。
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