Stranger Diaries
エリー・グリフィスという人の2018年の作品。邦題は「見知らぬ人」。ホラー風味の推理小説です。Kindle版が安かったので読んでみました。
舞台はイギリスのサセックスにある学校。英語科(イギリスだから国語ですか?)の女教師クレアの一人称で語られます。このままずるずる続くのかとうんざりし始めた頃、同じ学校に通うクレアの娘のジョージアの一人称語りに変わりました。そして次は事件を捜査する女刑事ハービンダーが語ります。面白い。
授業の話のなかで、スタインベックの Of Mice and Men が出てきて、おー読んだ読んだと嬉しくなりました。教科書で扱うということは、日本でいうと夏目漱石か芥川龍之介かなスタインベックは。
物語の後半で、クレアとジョージアがばあちゃんの家へ避難した後、ハービンダーがクレアの家に上がり込んで色々調べる場面。最後にクレアのベッドで寝てしまうハービンダー。オイオイ、ひとのベッドで寝るんかいとツッコミたくなりました。ボクはひとの布団で寝たくないし、自分の布団で寝て欲しくないな…キレイな姉ちゃんならいいか。
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