見出し画像

Diamonds are forever

 イアン・フレミングの1956年の作品。007シリーズの4作目。邦題は「ダイヤモンドは永遠に」。Kindle版の007全集。長編12個、短編9個、全部入って¥59と安かったのでとりあえず買っておいたもの。

 今回ボンドは、英国からアメリカへダイヤモンドを密輸する組織に挑戦します。運び屋になりすまして、美女からブツを預かり、飛行機でアメリカへ。この美女がホテルの部屋で、レコードを聞きながら化粧をしたりくつろいでいます。「枯葉」とか。時代の最先端という感じなのでしょうか。

 1956年はボクの生まれた年です。ボンドの乗る旅客機はプロペラ機。ダブルデッカーで、寝台付き個室みたいな席もあったようです。アイドルワイルドとは何かと思ったら、JFK空港のことでした。

 アメリカ大陸でひと暴れしたあと、帰りは客船クイーンエリザベス。ボンドは丸い船窓からシーツを切り裂いたものを垂らし、下の船室へと向かいます。これは凄い。

 短いので最後まで読み通すことはできました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?