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How to Write a Novel Using the Snowflake Method

 「スノーフレークメソッドを使って小説を書く方法」ランディ・インガーマンソン(Randy Ingermanson)という人の2014年の作品。翻訳版は出ていないようだ。面白かった。

 以前noteからのメールで、小説の書き方という本を読んでみましたという読書感想文のような記事の宣伝があり、それは翻訳本だったのでいっちょ原書を読んでみようかと思ってAmazonで見たら、レビューが数個しかついていなかったのでやめた。この手のハウツー本で他にどんなのがあるか見ていたら、この本に目が止まった。けっこうな数のレビューが付いていた。

 ゴルディロックスという奥さんが、子どもにあまり手が掛からなくなったので、幼い頃からの夢である小説を書くことを思い立つ。いざ書こうと思っても全く進まず、カルチャーセンターみたいな所でやっていた小説の書き方教室へ行く。そこでスノーフレークメソッドを教わり、全部で10段階の手順を実際に経験する、という感じ。

 ストーリーとキャラクターを徐々にふくらませていく。ストーリーは1行サマリーから始まって、5行、1段落、1ページ、5ページとふくらませ、最後には全部のシーンを表計算アプリのシートの各行に書き出して、POVなどシーンの概要を列にまとめていく。ここまで考えておけば、一冊書けそうな気がする。

 Act1、Act2、Act3というのはいわゆる「序破急」とか「起承転結」と同じ感じかな。

 こうなったらベストセラー作家を目指そう。ボクの夢は漫画家だったけど、字だけでよいので小説家の方が楽そうだ。

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