未来って奴はいつだっていかがわしい
この歳になると、飲み込んだ言葉で消化不良になることがある。
それを吐き出して解消するツールがSNSだと思っている。
だから好き勝手につぶやく。
いつ死んでも構わないが、明日はやらなければならない予定があるので、さすがに明日は困る。
なので明日は生きよう。
その連続でこれからも単調な日々を生きるのだろう。
5年前の、こんな記事を見つけた。
いずれ削除されるだろうから貼り付けて置くが、死んでも消費税を負担しなければいけない時代が来るのだろうか。
政府内で「貯蓄税」と「死亡消費税」を検討 すでに布石も
NEWSポストセブン2016年2月2日(火)7時00分
日本経済の足踏み状態に業を煮やした安倍政権は、個人や企業が貯め込んでいる資産を吐き出させようとなりふり構わぬ“北風政策”を打ち出し始めている。
要は“太陽政策”とは異なり、辛い目に遭わせることで、カネを出させようという作戦なのである。政府内で検討されているのが「貯蓄税」と「死亡消費税」だ。
貯蓄税は、今年から運用開始されたマイナンバー制度の導入により、国民の貯金額の把握が容易になったことで現実味が増しつつある。
文字通り、貯蓄に対する税で、“貯める者にペナルティ”を与えることで、強制的に口座からカネを掻き出す乱暴な政策だ。
死亡消費税は3年前、首相官邸で開かれた「社会保障制度改革国民会議」で飛び出した。
死亡時に残った遺産に一定税率をかけて徴収しようというもので、控除額が設けられている相続税と異なり、すべての国民が課税対象になる。
新税に対する布石はすでに着々と打たれている。昨年1月から相続税が増税され、最高税率が55%に引き上げられた。
これに伴い、生前贈与(子供や孫へ住宅購入資金や教育資金を非課税で贈与する仕組み)の件数が急増し、潤沢な資産を持つ高齢者から現役世代へ資金の大移動が起こったのだ。
昨年8月からは介護保険制度が改正され、特別養護老人ホームなどの介護保険施設を利用した際、これまで「所得」を基準に適用されていた低所得者向けの負担軽減制度に資産基準が新たに設けられた。
単身で1000万円、夫婦で2000万円以上の資産を持つ高齢者は、負担軽減制度が受けられなくなったのだ。
「夫の死後、自分の年金収入だけで暮らしていましたが月7万円にも届かない。
夫が生前に中古で買った一軒家に暮らしていたのですが、その資産価値が1000万円を超えるということで、ホームの利用料が軽減されなくなりました。
これまで食費と居住費を合わせて月6万3000円だったのが、昨年夏以降、月額10万5000円にまで跳ね上がり、年金収入では払えなくなった。
仕方なく家を売って施設利用料を捻出しました」(関西地方在住・70代女性)
税制が専門の立正大学教授・浦野広明氏の指摘だ。
「消費増税や資産への課税強化などは“取れるだけ取る、持っている者から取る方法を編み出す”というものばかりです。
それが見え透いているからこそ、貯金族はさらに資産防衛に走る。北風政策の典型的な失敗パターンです」
しかし、一連の「税制改悪」を支持する層もいる。60代以上に対して、50代以下は実質賃金は下がり続け、貯蓄に回すおカネがそもそもない。その分、投資には積極的だ。
「メディアが年金制度の世代間格差など、現役世代の不満を煽る報道に熱心なため、彼らからの妬みは肌で感じる。
この空気にはウンザリだよ。誰もが散財していたように思われてるバブル時代にも俺たちの世代は貯金していた。カネが貯まらないのは俺たちのせいじゃない!」(都内在住・70代男性)
※週刊ポスト2016年2月12日
情緒に走り過ぎた恣意的で稚拙な文章で、インタビューのくだりなどは蛇足でしかないが、権力の驕りと狙いは伝わった。
生き続けることが抗議になると思っても、人間いつかは死ぬのだ。
絶対に取りっぱぐれのない税金だから、うまいこと考えやがったね、感心するわいな。
人の命が消耗品だった時代にも、さすがにこんな課税はしなかった。
ということは、なりふり構わぬ暗黒の戦中や、窮乏の終戦後数年間よりも厳しい時代を生きてるということだ。
経済格差が広がり、本当の民主主義が脅威にさらされている危機感とはこういうことなんだね。
そのうちに温暖化対策だとかの理由をつけられて、呼吸税を搾取されることになるぞ。
深呼吸は倍額である。
私にはもう大した未来は残っていないが、このまま唯々諾々と朽ちてゆくしかないのだろうか。
人生で一番大切な行政手続きなのに、出生届と死亡届が自分で出せないのは残念だ。
年金だけで生きて行けるはずもない日本で、老後の為の貯蓄や死後にまで課税するのは、言い方に語弊はあるが、他人のパンツに手を突っ込む行為であり、死者に鞭打つ所業である。
死んで消費しなくなった人から消費税を徴収する思考が不穏だ。
ポイントは、この記事が出た5年前と政権政党が同じということ。
コロナ禍に隠れて、またぞろ浮上する可能性がある。
とにかく、
未来って奴は、いつだっていかがわしい。
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