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水源と民話とヤマメのツアーの魅力とは!

いよいよカワマミコが企画したツアー
「水源の森の物語〜奥多摩のもっと奥へ〜川のはじまり・民話の谷を歩く」
が、今週末の開催に迫りました。

今さらながら、このツアーに込めた想いを語っておきます。

水源とはなにか

川のはじまりってどこか知っていますか。
わたしは2年前、川を好きになるまで考えたこともありませんでした。

目の前の多摩川がどこから始まっているか。
調べると、山梨県の笠取山・水干という場所が水源とのことでした。

水干に立って雫を探すわたし

でも、水干の写真をいくら調べても
実際に水干に足を運んでも、
はじめの一滴すら危うい。
ぽたぽた雫が垂れていれば運がいいくらいの
わずかな水量。

それが138キロも流れ続け、
羽田空港で海に辿り着くまで、
あんな大きな川にどうやってなるのでしょう。

水干だけが多摩川のはじまりな訳がない。
他にも川のはじまりはあるはずだ。
わたしはそう思います。

今回のツアーでは、
奥多摩駅前をスタートして、
まず多摩川の河原に行きます。

奥多摩駅からすぐの氷川渓谷

そして、この川がどこから来ているのか、
その目で確かめながら、
さらなる上流へ歩き進んで行きます。

目指すは日原川の上流
川苔谷の水源の森。

川苔谷には苔がたくさん

その名の通り、苔に囲まれた瑞々しい風景で、水が湧き流れる様子を、全身で感じます。

民話の里・川苔谷

奥多摩には多くの民話が伝わっています。
その民話を本に残したり、

ひろじいが手がけた奥多摩民話の本たち


むかし道としてトレイルに看板を掲げたり、
語り部として伝えたり
長年、民話の活動を続けているのが
民話の宿・荒澤屋の先代、ひろしさん(通称ひろじい)

ひろじいと囲炉裏

今回、ひろじいが荒澤屋さんの囲炉裏端で語ってくれるのは、
先ほど訪れたばかりの川苔谷に伝わる民話
「岩魚の精」
奥多摩に清流があるからこその内容の民話です。
民話ならではの不思議な内容を、ひろじいの語り口で聴けるのが今から楽しみ。

事前の打合せで、先日ひろじいを訪問したのですが、民話だけではなく、川苔谷にまつわる実際の出来事を、当時の雑誌記事も交えてお話くださるとか!
本当に貴重な機会です。
ひろじいは本当に奥多摩の無形文化財だと思う。

ヤマメを食べる

荒澤屋旅館さんでランチをいただくのですが、
メニューはヤマメの塩焼き御膳!

荒澤屋さんのヤマメ塩焼き御膳


実は、ひろじいが話してくれる川苔谷の民話には、
川魚が登場するのです。

奥多摩の豊かな水で育った川魚を
川から感じて、
古からの民話も聞いて、
実際に食べられる!

こんなツアー、他にはないと自負しています。

奥多摩という緑と水が豊かな土地で、
「川のはじまり」とは何か、
内から外から感じまくる1日になります。

晴れたらきれい。
雨なら恵み。
どんな日になるか楽しみです!

水源と民話のツアーの詳細はこちらから


最近、急激に川を好きになって、どんどん川に近付いています。 川を歩き、川で遊び、川に足を浸ける。今のところそれで幸せですが、どうすれば川でお仕事ができるかについても考えています。川でできるお仕事、アイデア、サポート、一緒に考えてくれたら嬉しいです。