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ブー太郎物語 全話

7年ほど前、家に住みついてしまった野良猫の「ブー太郎」。ブーブーと鳴くから「ブー太郎」、尻尾が2つに分かれたなんとも可愛く愛嬌のある猫でした。


お腹が空くとブーと鳴きながらご飯をよこせとアピールしてくるブー太郎。少しシカトしてると、お腹を見せながらモーレツにアピールしてくる、なんとも趣きのある野良猫。


家で仕事をしていると、じぃ~とこっちを見ているブー太郎。そして、ときどき小さな声でブーと鳴く。


いつの頃からか、ブー太郎と呼ぶと「えっ、何」って顔でこっちを見るようになりました。


ごはんを食べてると
物欲しそうに、こっちを見つめてくる。


ごはんを食べていると「よこせ」とばかりに網戸にダイビングしてアピールしてくる。
そして、網戸に引っかかったまま身動きが取れず「外してくれよ」とばかりに寂し気な目でこっちにうったえかけてくる。


仕事をしていると
何か言いたげに、首を上下しながら
こっちを見つめてくる。


ときどきブーと鳴きながら
何か考え事をしているブー太郎。


何か考え事をしているように 遠くを眺めながらぼんやりしている。


「あの〜ここに居ますけど」と言うように小さくブーと鳴いて存在をアピールしてくる。


こっちの様子をうかがうように、壁の影から顔を出して鳴きながら少しだけ存在をアピールする姿がなんとも愛らしい。


晴れた日に、塀の上から「何ですか?」と言わんばかりにこちらを眺めてくる。


むぼうびにお腹を見せながら日向ぼっこをしている。


夕暮れの中、だまったままこっちを見ているブー太郎。この後、1カ月ほど姿を見せなくなりました。

1カ月ぶりに姿を見せたブー太郎。土砂降りの雨の中、泥まみれにやせ細ってボロボロの姿。エサをあげても食べずに、か細い声で「ブー」と鳴いて、そのままどこかに去っていきました。


雨の日から、二度と姿を見せることがなかったブー太郎。1年間、仕事がうまくいかない時も、落ち込んだ時もどこか寄り添い一緒に居てくれた大切な友でした。ばいばいそしてありがとうでした。

-END-

最後までお読みいただきありがとうございました!猫又のブー太郎との不思議な出会いに、ちょっとほっこり、ちょっとノスタルジックな気持ちになっていただけたら幸いです。

そして、こちらのお話がなんと絵本として販売されます…!!
それを記念して「ブー太郎スタンプ」を発売いたしました。

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ではでは。

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