22卒、わたしの選択。戦わない就活のやり方



就活を終えて、しばらく経ったので、改めて自分の選択について振り返ってみようと思い、このnoteを書きます。

このnoteを通して伝えたいことは、ただひとつ。
納得感を持って、道を作ってゆくことでしか、「自分にとっての正解」は現れない、ということです。

自己分析しか勝たん


わたしが就職活動(という目的で動くこと)を始めたのは2020年3月頃。
それ以前から、「社会」という仕組みや場所にとても興味があり、生きること・働くこと・遊ぶことを全力で楽しんできました。わたしの原体験など、詳しくは以下の表に経歴をまとめました。

学年(年齢)ーエピソード
中学3年生(15歳)ー学校行事のFWで水俣について1年間学び、社会に興味を持つ
高校1年生(16歳)ー課外活動で、討論会やボランティア活動を始める。社会起業家を目指す。
高校3年生(17-18歳)ー自費で討論イベントを開催する。めっちゃ赤字でしたw
大学受験。
大学1年生(19歳)ー大学入学。ビジコン運営に参加。バーガーキングでバイト。
大学2年生(20歳)ースタートアップに興味を持ち、VCインターンを始める。夜遊びも満喫…。
大学2年生(21歳)ー休学。VCインターン2社目。失恋して香水ブランド作る。サークル謳歌。
大学3年生(21-22歳)ー就活スタート。岐阜のNPO法人G-netで学生兼業に参画。内定
大学4年生(22-23歳)ーVCインターンを続けつつ、クラファン会社にジョイン。


良く言えば要領よく、悪く言えば中途半端につまみ食いをしながら、学生生活を謳歌してきました。

就活を始めて、まず取り組んだのは、自己分析。
何をすれば良いか分からないのは、ゴールが明確ではないからだと思い、就活系の自己分析テストから心理テストまで、自分を徹底的に見つめました。
テスト系は「今」の自分にフォーカスを当てた結果になりやすいので、「過去」については、自分の記憶を書き出すことで整理をしました。
両親に小一時間くらいインタビューをして、幼少期から現在に至るまで自分の記憶との照合を行うことがとても役に立ちました。

書き出すやり方として1番おすすめなのは、Trelloを使うものです。
幼少期・小学生・中学生・大学生と枠を作り、思い出せる限り自分の行動や好き嫌い、思考を書き出します。
その中で、自分の今の思考や意思決定にも影響を与えているものを色付けし、原体験になりうるものを見つけます。
Trelloを使うメリットは、見返しやすく、また修正もしやすいので、情報整理が楽に行える点です。
※Trelloを使う際は必ず、プライベート設定で、自分のみ見れる設定にすることをおすすめします。

最後に、可視化された「今」と「過去」の内容から、「未来」を考えます。
①自分のベースにある価値観や考え方
②心地よい、長続き、目標達成したものの共通点
③過去と今の夢:「死ぬまでに実現したいこと」→31アイスを樽で買う、ハーブティーのサブスクサービスつくる、言葉を売りたい、など大小構わず書き出す!
④30歳、40歳の理想の自分(居住地、パートナー/家族、ライフスタイル、趣味、仕事/地位/世の中への影響、経済面など):東京タワーの見える場所に住む、ゴールデンレトリバー飼う、一生を共にしたい人と過ごす、など。
⑤ビジョンを作成:自分や夢、選ぶ仕事を一言で表してみる。

■補足
この作業については、WHO-iワークスという個人ビジョン作成のサービスを使っても良いと思います。
過去についての深掘りはあまりないですが、現状と未来については考えられるので、就活系の自己分析テストを数回やってみた後に行うのはおすすめです。
ただ、言語化能力が結構求められるので、時間がある時にやる方が良いと思います。

ストーリーが9割


ちょっと大袈裟な見出しを付けてしまいましたが、就活において、ストーリーはとても大事です。
例えばクッキーを買う時、ただのクッキーよりも、子供の頃に母親が作ってくれていたクッキーと説明された方が印象に残るし、どんな味なのだろう?と興味を惹かれませんか?

就活も同じで、面接官の印象に残り、もっと知りたいと思ってもらうために、より魅力的に売り出す努力が必要です。
特に、ESや面談・面接で、もっと話を聞きたくなるようなエピソード、「この人他の就活生と違うな」と思われるような話の作り方を意識していました。
具体的には、数字・感情・学んだことの3つ。
数字を使って反響の数や金額といった情報をより客観的に伝え、自分の感情を織り交ぜることで共感を得やすくし、最後に、行動の結果から学んだことを述べることで、行動に留まらないと言うアピールをしていました。
感情については、人間味を感じるような、しくった感を出すのは割と良かった記憶です。わたしは失恋エピソードをよく出してました…

iPhoneのメモにいくつも書き出し、出来上がったものを反芻して、どの質問にも自分の言葉で説明が出来るように準備をしていました。

自分の適性を見分ける


なぜ、上記のようなストーリー戦略を立てていたかと言うと、戦わずして勝ちたかったからです。
わたしは性格的に競うことが苦手で、GDなど短時間かつ多数の中で爪痕を残すことが得意ではないと就活を始めてすぐに気づきました。
だから、他の就活生と違うやり方で、違う場所で戦う方法を模索せざるを得ませんでした。

正規エントリーではなく、早期選考で。
マイナビリクナビといった大手サイトではなく、応募者が少なそうかつ感度が高い人が使いそうな求人サイトで応募する。(もしくは逆求人サイトなど)
わたしは、Wantedly、iroots、matcherをよく使っていました。

面談・面接など「個」を重視した選考で戦うことが、自分の魅力を最大限伝えられる、と早い段階で気付けたことが、結果にも大きく関係していると思います。

就活においては、周りが動いていない時期に動き始めれば、学歴は度外視で、それだけチャンスの順番はやって来やすくやります。
早い段階で「自分の戦い方」を見つけることが、ゴールへの近道になると思います。

わたしの就活記録は、ざっくりこんな時系列です。

2020年 3-4月 
就活開始・選考が始まっていた外資コンサル、消費財メーカーを志望。WEBテスト勉強開始。

2020年5月 
外資系に向いていないと気づく。IT・人材・広告・メーカーなど手広く春・サマーインターンへの選考申し込み。15社応募し、9社通過。GDが苦手と判明。

2020年6-8月 
フェルミ推定、WEBテスト、GDの勉強をしつつ、春・サマーインターンへ参加。(日程等の関係でインターン参加した企業は7社)

2020年9月 
サマー経由で第一志望企業面接開始

2020年10-11月
第一志望企業の面接・面談、秋・冬インターン応募。

2020年12月 
第一志望企業内定・就活終了


正攻法が合っている人も、そうではない人も、準備の時間はどれだけあっても充分とは言い難いです。
正直、もっと準備しておけばよかった…と思うタイミングは何度もありました。
後悔を減らすためにも、早く始めて、早く自分のフィールドを見つけ、早い段階で納得して就活を終えましょう。

まさか、のところでOGOBと繋がっておく

OGOB訪問と言えば、選考途中で企業側から紹介いただいたり、大学の先輩、アプリ経由などが通常だと思います。
が、わたしは、志望企業の方とイベント・勉強会などで予め繋がっておくことをおすすめます。
これは意図して行っていたわけではなく、偶然やっていて、結果的に就活に大きな意味をなしたことなのですが、再現性はありそうなので紹介します。

就活を始める前から、自分の興味についての勉強会やイベントに参加して、ある程度知り合いを増やしておくのは、ぜひ実践してほしいです。
全く関係ないところで出会っても、Facebookなどで繋がっておくと、思わぬところで関係があったり、数年経って再度何か一緒にプロジェクトを始められたり…。
知り合いを増やすことは、可能性を増やすことに近しいと思います。

就活の面で言うと、就活生と社員ではなく、フラットに、イベントに同じ目的で集まった人という関係性で繋がりを持つことにより、結果的にまた違った角度から企業や業務について知ることができます。

マーケティング系や大型かつネットワーキングのあるイベントは参加者も多く、さまざまな業種の方と接点を持てるので、勉強も兼ねてぜひ参加してみてください。
ただ、数をこなさないといけないことと、コミュ力がめちゃくちゃ必要なのが難点です、、、。


もう少し簡単な方法だと、直近の内定者など自分に近い存在の人を紹介してもらえるよう「ここを目指してますー」という話を個人的にしまくるのは、おすすめです。(言いまくっていたら実際、内定者の方をご紹介いただきました)

あとは、楽しむ。ただそれだけ。


わたしの就活について、色々と書いてみましたが、1番大切なことは、選考を「楽しむ」ことだと思います。
もちろん、どれだけ楽しんで、どれだけ自信を持って臨んでも、お祈りされることはありますし、その場合めちゃくちゃ落ち込みます。
ただ、楽しんで臨んだ選考への後悔は、不思議とありません。
後悔が残りやすいのは、締切日が過ぎていてエントリー出来なかった、など準備不足で思うように挑戦が出来ていない時です。

冒頭にも書きましたが、
就活の「正解」は、自分にとっての正解でしかなく、それは自分自身でしか決められないことです。
どんなに他人があーだこーだ言っても、自分で道を作っていくしかありません。

周りの進捗が気になることや自分よりも優秀な人をみて焦ることもありますが、自分自身を見つめ続けることこそが、内定へ1番近づくのだと、就職活動を通して気づきました。


焦らず、着実に。
自分の人生を切り開いていこう。

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