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天網恢恢疎にして漏らさず

緊急事態宣言が解除されたことを受け、5/15より営業を再開したcafe causa。
(私、JR小倉駅徒歩3分のコミュニティカフェを運営しています)
休業前までは18:00~24:00の営業でしたが、しばらくは20:00までとしての再開(仮)です。
再開初日、大雨にもかかわらず常連さんたちの御来店があり、順調な滑り出し。

二日目となる土曜日、雨も上がり適度な気温、まあボチボチ動きがありそうな予感。
1時間たっても誰も来ない、怪しい雰囲気を感じつつ「まあどなたか来られるでしょ」、、、結果ノーゲストでした。

密から疎へ、なんだかうまいこと言う人がいるとは思っていましたが、今日の店はまさに「疎」
疎といえば、と、頭に浮かんだのが
天網恢恢疎にして漏らさず
老子の「悪いことしても見つかるよ」でした。

なんとなく、これって前段があるのだろうし調べてみようとネットで検索。
すぐにヒット
勇於敢則殺、勇於不敢則活。此兩者、或利或害。天之所惡、孰知其故。天之道、不爭而善勝、不言而善應、不召而自來、繟然而善謀。天網恢恢、疏而不失。老子 第七十三章

現代語訳
裁判官が勇気をもって刑を執行すれば罪人は殺され、勇気をもって刑を免除すれば罪人は生き延びる。この二種類の勇気は、それぞれ時と場合によって良いとされたり悪いとされたりする。人間の裁きでさえその是非を判断するのは困難なのに、天の裁きについてはなおさら人の身で理解するのは困難である。大いなる天のやり方は、争わずに勝利し、言葉を用いずに応え、呼びよせずに自ら来させ、ゆったりとしながら遠大な計画を内に秘める。天が悪を捕える網は、粗い目をしているように見えて悪を決して逃しはしない。
(ちょんまげ英語日誌:Translated by へいはちろう)

人間の限界というか、人が人を裁くと言ってもシチュエーションが変われば判断も変わるわけで、お天道様はお見通し、道理に導かれるものよ。
(意訳:私)

ノーゲストを受け入れなさいと言われているようでした。

実際、今後の営業について考える中、これまでのように酒を飲む習慣が復活するには時間がかかりそうですし、今だからこそやれることを色々試そうとしています。営業時間の短縮についてもそうで、「もうちょっと粘ったら一人くらいは来店があるよな」とこれまでの延長で考えると判断しますが、さっと閉めることにしました。

新しい連携(協同組合)についても、導かれる予感。
少しづつ形になってきました。


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