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漬けもの記

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四季折折の漬けもの記。 2020/21 冬のシン・ニシン漬けの試行から後の記録です。 松前漬け、かぶら寿しは 2016 年くらいから冬に毎年漬けてます。 ぬか漬け味噌漬け粕漬けは… もっと読む
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今季のニシン漬け

 
何日か前に今季初回のニシン漬けが無くなり(全部食べてしまい)ました。 漬けた時点からは約 1 か月ですが、酸味の程度と経緯(推移)からすると、もう少し長くても大丈夫みたい。

先季と最も異なるのは今季のは完全に水没しているというところ、逆に言えば先季は中身(具材?)が空気に触れていました。

大体の傾向は分かりましたから、次回(干し大根で漬ける場合の)からは、もっとたくさん漬けよっと。

前に

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初公開、ウチの糠漬け

初公開、ウチの糠漬け

 

先般、近所の JA 系のお店で小ナスを買ってきた。 スーパーに良くあるのは山形のナントカで、種も売ってるし買ったこともあるんだけどウチらホの気候で露地だと適切な時季に種蒔きができない(蒔くと寒過ぎる|待つと遅過ぎる)から室内で苗づくりしなきゃならなくて保留になってる。

何だっけ ?

同じ品種かどうかは分からないけど同じくらいの大きさの地物が今の時期だけ JA 系とか道の駅みたいなところに

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夏の糠漬けとピクル酢、始めました

 

糠漬けは通年とはいえ春は界隈ではあまり良い野菜が手に入りません。 気になったのは子カブくらいかな。 だから漬けていませんでした。 スーパーの真っ直ぐキュウリは美味しそうじゃないし。

久しぶりに糠床というか放置してあったスパゲッティのレンチン容器を開けたらば見てはいけない予想を上回るきれいに一様な青かびでしたので念入りに洗って、新しい糠床の準備。

ウチの主たるお米は近所の独立系農業法人の無

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赤カブのかぶら寿し

赤カブのかぶら寿し

 

えー、食べものですか ? これ、感が漂っていますけど単に赤いだけです。

今季 2 回目は青カブと赤カブを使いました(別タッパ)。 青カブは青首大根と同じで中は白いんですけど赤カブは皮も中身も赤いです。

塩漬けの段階ではそれほどでもないんですが甘酒に漬けると日に日に怪しさ満点に変わってゆきます。

そーしーてー、これが

ぶりだけをお皿に出したもの。

ウチの漬け方だとこんな感じに仕上が

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その後のブリは

その後のブリは

 

こんな感じです。 これが最後の一切れ。

仕込み編は こちら 。

食べるときにタッパを開けて出してまた蓋をするわけですけど 10 日ほど前からはブクブクしています。 今は 2 日もすると蓋はパンパンに膨れ上がっています。

酒母(酵母)は入れてませんよ、念のため。 ウチの家に住んでるやつかも。

酸味増してますけど十分に食べごろの範疇。

何日か前に綺麗なブリ柵が安かったので塩漬けにして

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シン・ニシン漬け{辣粉そして総括}

 

実は 12/24 日に辣粉(辣椒粉|唐辛子粉末)入れました。 韓国産の粉末。 ご近所のやつだと辛過ぎるので。

小さいパックでしたからほんのり辛味がついたくらいですが、途中からキムチにしてしまうのもナシじゃあないかな、と。

さて。

そろそろ酸っぱ過ぎて味わいに欠ける感になってきました。 私の好み的には 2 日後から 10 日後くらいが食べごろかな。 桶なので冷蔵庫には入らず、家の中の床の

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食べごろになってから 1 か月ずっと生魚を保つウチのかぶら寿し(糀漬け)を紹介します

食べごろになってから 1 か月ずっと生魚を保つウチのかぶら寿し(糀漬け)を紹介します

 

今季の漬けもの 「かぶら寿し」 編の端折りです。 あー、ウチの流儀です。

1) 仕込みの 2 週前にブリの柵(ブロック)を塩漬けにします。 塩で包む感じの量の塩。 水分が出ますから身に戻らないように。

2) 仕込みの 4, 5 日前に青カブを塩漬けにします。 塩だけでカブが浸かるくらいに水分が出る量の塩。

3) 仕込み。

白米で甘酒。 よく融けるまで。

ブリ柵をスライス。 これが

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シン・ニシン漬け{八日後}

シン・ニシン漬け{八日後}

 

仕込みから 8 日半経過しました。 少し酸っぱくなってきました。

嗚呼、うめぇぇぇぇぇぇぇ。 ごはんだけあればいいや、的。

実は 7 日に試食した後でニシンと大根とキャベツと塩を少し足しまして、その 2 日後くらいには水気がジャブジャブで食べたら塩を追加し過ぎたことに気が付いて次の日くらいに少し水抜きしてさらに大根とキャベツと芽キャベツの葉だけ足しました。

今度は少し水気が足りませんか

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シン・ニシン漬け{試食}

シン・ニシン漬け{試食}

 

仕込みから 40 時間経過しました。 いやいやいやいや待ちきれなくて。ww

塩漬けではなく干し大根と甘酒なので食べられるられないで言うならものの数時間で塩気と甘酒が馴染み始めたくらいから食べられます。

グラスに入っているのはウチの指定銘柄のひとつ。 まあ 「普通に」 美味しいお酒です私と相方の基準では。 私の漬け物や料理に決して負けることのない、一をして千に応じられる お酒。

もちろん

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シン・ニシン漬け{仕込み}

シン・ニシン漬け{仕込み}

 

仕込み編です。「シン」 のポイントは ふたつ。 たくあん用の干し大根を使うことと、塩糀ではなく糀漬けと同様に甘酒(ただし半融け)を使うこと。

その理由は干し大根が好きなんですけどこの時期にだけ流通し少量では売っていないので一気に使わないといけないことと、糀は好きですけどいわゆる塩糀は発酵未満だと私は思っているため、です。

甘酒に玄米を使ったのは、私が精米しない玄米が好きだからということと

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シン・ニシン漬け

 

ニシン漬け。

それは、戻した身欠きにしん大根にんじんキャベツを塩して糀振って重しして何日かで食せる、というものらしい。 野菜は全て生から。 キャベツはたぶん北海道のアレだと思う。

さて。

私はこれをとあるコミックで見かけたんですけど何か美味しそうだったので作ってみることにしました。

検索かけて出てきたものを総合して要約すると冒頭の説明に収まるわけですが、糀好きな私としてはいたく不満と

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