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ロシアのウクライナ侵攻 独ソ戦以来の絶滅戦争

 2月24日以来、テレビで戦争オタクの人たちがゲーム実況のようにウクライナ戦争を解説しているが「適当なことをしゃべってる」感がいっぱいで「現地に行ってないのにそんなことわからんだろう」ということも平気で話している。人がたくさん死んでる戦争を外野からながめて実況を楽しんでいるようで不愉快だ。
 9月12日あたりから戦況が激変して「ウクライナ軍は戦争オタクも騙されるような奇襲をしかけた」と放送局が言い訳してるけど、戦争オタクの実況を垂れ流すのは止めるべきだ。
 
 それはさておき、北海道新聞 9/13朝刊の記事が語るウクライナ侵攻の本質は説得力があり、ロシア軍、あるいはロシアという国家が著しく道徳性にかけ、野蛮であることを教えてくれる。

「ブチャの虐殺をはじめとする蛮行が暴露されたことで、ロシアがキーウ政権打倒や占領ではなく、独ソ戦と共通するような絶滅戦争、収奪戦争を仕掛けている実態が見えてきました。大量の死体を埋葬する資材を持ち込んでいたこと、また陥落したマリウポリから穀物30万トンを略奪したり、市民10万人を強制連行したことなどが報道されました。集団埋葬の準備、資源や抑留民の輸送など即興ではできません。開戦前から準備していたはずです」

北海道新聞 電子版 9月13日 ニュース > 文化・芸能 ロシアのウクライナ侵攻 
独ソ戦以来の絶滅戦争、正確な事実伝えたい 欧州戦史の第一人者・大木毅さんより

 ゼレンスキー大統領が「停戦はしない。ロシアはまた同じことをするから」という趣旨の発言をしていた。長い年月ロシアと対峙し続けたウクライナをはじめ、ヨーロッパの人々はその恐ろしさを知って戦っているのだろう。遠く離れた日本に住みながら、無責任に「ウクライナも悪い」などというのは厳に慎みたい。

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