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Weekly Pick UP! 2021/10/1

1. 「がん遺伝子パネル検査」の保険診療データ利活用開始

国立がん研究センターのがんゲノム情報管理センター(C-CAT*)は、保険診療で実施された「がん遺伝子パネル検査」の情報を、研究・開発に利活用できる「利活用検索ポータル」の運用を2021年10月4日に開始します。

現在までに、200施設を超える全国のがんゲノム医療中核拠点病院等の協力により、2万例を超える遺伝子パネル検査と臨床経過などの情報がC-CATに集積されています。そして、発表されたサービスでは、蓄積されたデータを、医療機関や学術機関、企業などの幅広い研究者が学術研究や医薬品の開発に利活用できるようになります。

がん遺伝子パネル検査は、標準治療がない、または局所進行・転移が認められ標準治療が終了となった固形がんの患者を対象に、2019年6月に保険適用になりました。この施策により、さらに活用が進み、がん医療へ貢献することが期待されます。

*患者一人ひとりの遺伝子パネル検査の結果や、得られる配列情報および診療情報を集約・保管し、利活用するための機関で、国立がん研究センター内に2018年6月に設置されました

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出典:Beyond Health  Link
   C-CAT  Link

2. 米FDA – AI医療機器リストを公開

米国FDAは、情報の透明性とアクセスを高めることを目的として、米国内で合法的に市販されているAI医療機器リストを公開しました。

同リストは、2022年9月22日付の情報を最新として、一般に入手可能な公開資料に基づき、FDA自らまとめたものです。現時点で、最新版のデータベースには343件の承認済みAI医療機器が登録されています。
※AI医療機器を「網羅および包括した資料ではない」点についてFDAから注釈が加えられています

FDAによるとリストは今後定期的に更新予定であり、AI医療機器開発に関心のある研究者や、同分野への参入を目指す企業にとって、1つの業界標準として役に立つことが期待されています。

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出典:The Medical AI Times  Link

3. DeepMindがAlphaFoldで折りたたみを行った人体のすべてのプロテオームをオンライン化

DeepMind(ディープマインド)は、人体を構成するほぼすべてのタンパク質の3次元構造を含むデータベースをリリースしました。この3次元構造は、2020年実証された画期的なタンパク質フォールディングシステムAlphaFoldを使って、コンピューター上で算出したものです。

無料で利用可能なこのデータベースは、数百の分野や領域に及ぶ科学者たちに大幅な進歩と利便性の向上をもたらし、生物学と医学における研究成果を飛躍的に向上させる可能性があります。

AlphaFoldタンパク質構造データベース

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出典:Techcrunch  Link




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