いらすとや_家系図

意外と知らない!! 大作曲家の家族の関わり―大作曲家の家系図をみてみよう―

西洋クラシックにおいて、特に18世紀までは「音楽家」という職業は親から子へと引き継がれるものでした。
そしてまた、ある音楽家一家と別の音楽家一家が家族ぐるみの付き合いをしていたり、教師として家に招いたり…。そんなことが18世紀までの西洋ではありふれたことでした。

そこで、今回お話したいのは、バッハ、モーツァルト、そしてウェーバーの家族の関わりについてです。
私が知った時にとてもびっくりしたし、当時の音楽家の状況がありありと想像できたので、今回はそれをご紹介します!!


今回取り上げる家族:大作曲家「バッハ」「モーツァルト」「ウェーバー」


・「バッハ」こと、ヨハン・セバスティアン・バッハ

画像1

(引用元: Wikipedia[バッハ])

彼は二人の妻の間に20人の子供をもうけました(そのうち成人したのは半分弱だと言われています)。
子供たちは、ほぼほぼ全員が音楽の才能をもっていたといわれていますが、その中でも最たる才能を示した4人の息子が「バッハの息子たち」と称されています。
今回取り上げるのは、バッハ一家の中から、大バッハこと「J.S.バッハ」と「バッハの息子たち」です。


・「モーツァルト」こと、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

画像2

(引用元: Wikipedia[モーツァルト])

作曲家モーツァルトといえば、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトですが、父レオポルドも有名ですね。
(ちなみに、音楽家として生計を立てたのはモーツァルト一家ではこの二人のみとも言われています)

今回は、父レオポルドと「モーツァルト」、そして「モーツァルト」の奥さんであるコンスタンツェを取り上げます。


・「ウェーバー」こと、カール・マリア・フォン・ウェーバー

画像3

(引用元: Wikipedia[ウェーバー])

作曲家ウェーバーは、バッハやモーツァルトと比べればマイナーかもしれません。
…が、今回はお話したいことの根幹でもあるとても重要なポジションにいる方!!

彼の家族からどなたを取り上げるか今はまだ内緒にしておきます。
(知っている人は想像がつくかもしれませんね)


家系図をみてみよう

さてさて、ここからは文字は後回し。さっそく家系図をみてみましょう!
(だって家族関係って文字で説明されてもよくわかんないんですもん…)

興味がある方はじっくり追って見てみてください。
「家系図を見てもよくわかんないよ」って人は画像をすっ飛ばして、その下にある「注目点」を見てから画像に戻ってくださいね!


・バッハ家

家系図1_Bach


・モーツァルト家、ウェーバー家

家系図_Morzat_Weber

・バッハ家、モーツァルト家、ウェーバー家を合わせた年表

家系図年表_Bach_Morzat_Weber


注目点

① カール・フィリップ・エマヌエル・バッハと、父レオポルド・モーツァルトが5歳差
「バッハ」と「モーツァルト」は、時代的にはだいぶ離れた二人ですよね。
でも、実は!バッハの息子とモーツァルトの父レオポルドは年が近いのです!(残念ながら、二人は会ったことはないみたいですよ…。)

改めて、歴史はきちんとつながっていると感じます。


② ヨハン・クリスティアン・バッハと、「モーツァルト」(+レオポルド)はロンドンで会っている。
こちらも、「バッハ」と「モーツァルト」のつながりが感じられること。

1764年、モーツァルトが8歳の時、モーツァルトとヨハン・クリスティアン・バッハはロンドンで会っているのです!!
そこで、モーツァルトは、ヨハン・クリスティアン・バッハに才能を見抜かれ、指導を受けたり一緒に音楽を奏でたりしたそうですよ~。


③ 「ウェーバー」と、「モーツァルト」の奥さんは、いとこ
「ウェーバー」にとって、「モーツァルト」は、父方の従妹の旦那さん。
ウェーバーはモーツァルトを師として慕っていたんだそうです。

そんなに遠くもない親戚に大作曲家がいるとは。驚きです!


まとめ

今回のコラムで、私がお話したかったことは、注目点の3点だけ。

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハと、父レオポルド・モーツァルトが5歳差
 ヨハン・クリスティアン・バッハと、「モーツァルト」(+レオポルド)はロンドンで会っている。
 「ウェーバー」と、「モーツァルト」の奥さんは、いとこ

たったこれだけだけれど、
「家系図や親族の関係をみていると、当時の音楽家同士の関わりや、当時の状況が見えてくるなぁ」
と私は思いました。

みなさまは、どう思われましたでしょうか?
ぜひぜひコメントをいただけると幸いです。



最後に

「もっと知りたいよ」って方へ
こちらはおすすめ文献です。
知りたいなぁという方がいらしたら、読んでみてはいかがでしょうか?
(バッハに偏っちゃったけど…)

・久保田慶一『バッハの息子たち』1987年、音楽の友社
内容:W.フリーデマン、C・P・エマーヌエル、J・C・フリードリヒ、J・クリスティアン―偉大な父親のもとに生まれ、歴史の転換期に生きたバッハ家の4人の音楽家の生涯を辿り、彼らの音楽と時代の関わりを通して、バロックから古典派へと至る音楽の流れを描く。
[詳細はamazonへ]

・さくっと読むなら
趣味時間:音楽なくしては語れない「華麗なる一族」バッハ家の歴史とは、そして終焉はどこにあるのか!
https://hobbytimes.jp/article/20160605a.html

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音楽系大学院生による調査とその発信。芸術家の生年関係から、クラシック音楽と文化を視る。Twitterも@catcatus (URL:https://twitter.com/catcatus)

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