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サヨナラのたびに、すこしづつ死んでいく
コール・ポーターの作品に"Ev'ry Time We Say Goodbye"がある。ジャズ歌手でこの曲を最初に歌ったのがエラ・フィッツジェラルド。その後にたくさんの歌い手に歌い継がれている。ボクが最初に聴いたのはシンプリー・レッドのバージョン。
Everytime we say goodbye, I die a little.
一緒にいる時はうれしい。別れは悲しい。別れを言わなければいけない時に、ボクは死んだ気分になるんだ。変な気分だ、音階がメジャーからマイナーに変わるように。これがこの曲の一般的な解釈。
ボクはこの曲を少し違う解釈をして聴いている。
Everytime we say goodbye, I die a little.
サヨナラのたびに、すこしづつ死んでいくんだ。なにが死んでいくのかはわからない。でも、なにかが死ぬんだ。死が二人を分かつ時、すこしでも悲しくなくなるならば、それも悪くないんじゃないか。そうであってくれるならば。
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