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猫はしゃべらない

うちのジュピくんは喋れません。当たり前です、猫ですもの。この写真なんか見ると、可愛くてたまらないのですが(親バカでございます)、何を言いたいのかはわからにゃいです。思わず猫語になっても、ジュピくんはわからないし、ただの自己満です。笑

これって最初は結構困りました。動物と暮らすのは初めてで、猫が果たしてどんな動きをするのかほとんど予測できず、子猫ちゃんのときはずっと目が離せませんでした。もちろん、動きが可愛くてそばで見ていたいというのもありましたが。ジュピくんは遊ぶの大好きで、数時間遊び続けてなかなか寝てくれない。それでも、お買い物に出かけざるをえない時…「すぐ帰ってくるからね」これ通じません。「食べ物なくなったからしょうがないの」意味不明です。子猫のジュピくんにとっては、なぜかいなくなっていつ戻るか不明状態なのか…と思うと、違うのよ〜と伝えたい。けれども、伝える手段はにゃい!

箱に入って何かをアピールするジュピくん

1人暮らしなので、私が出かけたらお留守番です。こんなことはお迎えする前からわかっていましたが、いざ可愛くて動き回る小さな動物を前にすると、お留守番させるのがかわいそうになってしまいました。実はお迎え自体もごたごたして、そこまで細かな心の準備もできていなかった、、

現実は待ってくれませんので、一応自己満で行ってくるね、すぐ帰ってくるよ!と伝えて急いで買い物に行きます。あんなにドキドキ焦りながら買い物したことなかった…帰ってドアを開ける時、飛び出してきたら困るからそろーりそろーりドアをあけて、ジュピくんただいま〜(通じてない)と言う。最初はお留守番するたびに狭いところに隠れて出てきてくれませんでした。

お菓子を食べるジュピくん


どうしたの?(独り言です) とりあえず、お菓子をあげて出てきてもらってました。寂しかったのか、怒ってるのか、かくれんぼしたかっただけなのか、不明です。理由を教えてくれれば…対応も説明もできるのに…できない。猫飼いの先輩によれば、ちゃんと伝わってるという意見が多数ですが、果たして本当に!?と初心者の私は半信半疑でした。

ご飯を食べてくれない時、心配であります。昨日は同じのを食べていたよ?飽きたの??昨日は我慢してたの?食べない、という反応しか得られません。当たり前なのです!笑 が、不安でした。

今もですが、時々じーーーっと見つめられます。可愛くて私も見返して、どうしたの〜♪?と聞きますが、答えはなし。あぁ、言葉が通じたら、そう思っていました。言葉は通じないけど、私は君を大切に思っており、できるだけご飯とか生活の場とか快適にしてあげたいのよ、と伝えたい。お留守番は、君を放っているわけでは決してないのよ、と。ジュピくんに絶対伝わること、それは私の動きのようでした。せかせか動く、ゆっくり動く、同じ動き、違う動き。

食器を割っちゃった後にこちらを伺うジュピくん

猫は聴覚が発達してるので、大きい音は苦手です。音をたてないように気をつけて生活しました。ドアの音、食器の音、テレビ…見るのやめました笑 どうしてものときは、消音とかで見てました。これでびっくりはしないはず。

ジュピくんのご飯の時間を決めて、変えない。私のご飯の時間も決めて、できるだけパターンを作る。猫は案外ルーティンです。同じ時間に同じことします。にゃるほど、繰り返しは安心するのね、ということで、実は繰り返すのとか時間決めるのめちゃくちゃ苦手で、むしろ嫌いだったのですが、仕方なく…

私、頑張りすぎました…ジュピくんに合わせすぎて大ストレス!鼻の下にでっかいニキビができました。対人ストレスでできるニキビだそうです。(by ニキビ占い) 対人じゃなくて…対猫…猫にも気を使う私って、、この先どうにゃるのだ…不安でした。朝もものすごーく早く起こされて、5時前とかで、寝不足でした。あんまり眠いから、布団の上をジュピくんかジャンプしまくってる中寝ちゃったこともあり、自分でも驚いたものです。笑

顎をのせてうとうとジュピくん

日々の積み重ねは尊いもので、徐々にジュピくんとの信頼関係ができていくのを感じました。言葉なしでも、動きでお互いの思いが通じる(そのはず!)のは、尊いものです。今では、私の行動から今日が仕事なのかとか、料理中は鳴いてもかまってもらえない、とか、体調不良で寝込むと近くでじっとしてくれてたり、だいぶ伝わってると感じるようになりました。

私の方も、眠いのねとか(それは顔見ればわかりますね、目が細いもの笑)、動くのがめんどくさいだけとか、ご飯ください、とかわかるようになり、成長しました!嬉しいです…涙。もちろん、ニキビも治りましたし、テレビも再開です。笑

言葉が通じない外国の方とも、片言とかボディランゲージで気持ちが通じると結構嬉しくて、そういうコミュニケーションは海外旅行の好きな所の一つです。が、動物さんは…永遠に言葉が通じないですもんね。行動だけ、というのは新鮮でした〜。今では、言葉が通じないままでいいなって思います。だって、ネガティブなことも通じないから。通じないから文句も(ほとんど)言わないし、言われないから嫌な思いをすることもない。良いことです。笑

ソファでヘソ天中のジュピくん

一言だけ覚えられるなら、すぐ行くからちょっと待っててね、この言葉をジュピくんに伝えたい。
できる子もいるらしいのですが、うちのジュピくんはわんちゃんのように、待て、はできません。ので、待ちきれないときの爪研ぎで、寝室の襖はばりばりになりました。笑 この爪痕は、起きて〜を表しております。

ズタボロの襖。隣に爪とぎあるよ〜

言葉は通じなくても、なんとかなるものですね。だから人間とも喋らなくても…とはならないけど、お喋り楽しいし。ジュピくんのおかげで、言葉なしでも大方気持ちは伝わることを実感しました。尊いジュピくんに乾杯!!大好きだよ!

ソファで夢を見るジュピくん


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