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絶望図書館

昔は小説読むのが好きだったが、今はほとんどノンフィクションや哲学、心理系などの本しか読まなくなってしまった。

久しぶりに小説が読みたいと思っても、
長編は読み切るのに時間かかりそうだし、最後まで読めるかわからない。
あと、そもそもどんな小説が良さそうか、もわからない。
短編がいいかもしれないが、逆に早く読み終わってしまいそう。

そんな時に見つけて、購入した本。
『絶望図書館:立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語』頭木弘樹編

たぶん、この題名を見た時、疲れてたのか、この題名で、すぐ手に取った笑

まず最初の、
『本を読まないということは、その人が孤独ではないという証拠である。』太宰治の言葉から始まる。

うんうん、そうなんだよね。と納得。

まだ読み途中だけど、
印象に残った話は、山田太一のバナナにまつわるエッセイ。
やっぱり、人は自分が経験したこと、自分の考えが一番正しいと思う生き物なんだな、と考えさせられた。

この著者の頭木さんの本は、他にも読んだことがあるけれど、すごくセンスのいい人という印象。
言葉のチョイスが、上手いと感じた。

絶望していても、心に寄り添ってもらえる本、というよりは、絶望したっていい、世の中いろんなことがあるんだ、と思わせてくれた気がする。

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